韓国のアン・ビョンフンがPGAツアーのアンチドーピングポリシーに違反したとして、3カ月の出場停止処分を受けたことがわかった。
画像: PGAツアーのアンチドーピングポリシーに違反したとして、3カ月の出場停止処分を受けた韓国のアン・ビョンフン(写真は2019年)

PGAツアーのアンチドーピングポリシーに違反したとして、3カ月の出場停止処分を受けた韓国のアン・ビョンフン(写真は2019年)

韓国で広く市販されている咳止め薬に違反成分が入っていた

ツアーは11日、薬物検査で世界アンチドーピング機関が禁止する薬物の陽性反応があったとして処分(8月31日から11月30日まで出場停止)を発表。

「ビョンフンは(検査に)全面的に協力し、処分を受け入れた」

としている。これによりフェデックスカップフォールに出場することはできない。

しかしシーズン終盤のジェネシス・スコットランドオープンで3位タイ、ウィンダム選手権で2位タイに入ってポイントランクを上げ44位に入っているため、来季すべての試合に出場する資格がある。

ドーピング違反というと大ごとに聞こえるが、実は韓国で広く市販されている咳止め薬に違反成分が入っていたのだ。

「8月、鼻風邪と咳に悩まされ症状が悪化したため、かつて同じような症状に効果があったとして母から韓国で手軽に入手できる薬を飲むよう勧められました。内容を確認せず服用した後、PGAツアーのアンチドーピングプログラムで禁止されている物質が含まれていることがわかりました」

とSNSで説明したビョンフン。

「使用したのはそのときだけで、決して競技での優位性を高めるために使用したわけではありません。きちんと確認すべきだったと後悔しています」

普段のビョンフンはSNSに面白いコメントを投稿することで知られており、松山がマスターズで優勝したときには多くの人から「おめでとう」と祝福されたものだが、そのときは「ヒデキありがとう」と投稿し、話題になった。

今年6月には

「もしヒデキがLIVと契約していたらスピリット航空(格安航空会社)を買えたのに」

とコメントしたことも。

「この件(薬物使用)に関し、サポートしていただいたツアーに感謝します」

というビョンフンの復帰は12月1日。

「新シーズンに競技へ戻ることを楽しみにしています」

とコメントを残した。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年11月7日号「バック9」より

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