15歳の少年が11月9日に開幕するPGAツアーの「バターフィールド・バミューダ選手権」の出場権を獲得した。
画像: 2004年のソニーオープン・イン・ハワイに14歳3カ月で出場したミッシェル・ウィ―(PHOTO/Yasuhiro JJ Tanabe)

2004年のソニーオープン・イン・ハワイに14歳3カ月で出場したミッシェル・ウィ―(PHOTO/Yasuhiro JJ Tanabe)

15歳の大会最年少記録は地元バミューダ出身のオリバー・ベシャートくん

3枠をかけた3日間の予選会で、地元バミューダ出身のオリバー・ベシャートくんが強風の最終日に68をマークし、トップ3入り。念願のPGAツアー出場の夢をかなえると、

「1年を通してここで出場権を得るのを目標にしてきたので、すごく興奮しています」

昨年の予選会では一歩及ばず涙をのんでいただけに、喜びもひとしおだ。地の利もあった。

会場のポートロイヤルGCはベシャートくんのホームコースで、昨年最年少クラブチャンピオンに輝いた場所だったから。

19年にはケニー・レシェールくんが15歳で出場権を獲得しているが、ベシャートくんのほうが6カ月早い。つまり大会最年少出場者となる。

これまでティーンエージャーがPGAツアーに出場した例はあるが、2000年以降ではベシャートくんが5番目に若い。

最年少はミッシェル・ウィーで、04年のソニーオープン・イン・ハワイに14歳3カ月で出場。

続いて13年にアジアパシフィックアマを制したタイのグアン・ティアンランが14歳5カ月でマスターズデビュー。驚くべきことに、彼は14歳で4試合のPGAツアー参戦を果たしている。

続く年少プレーヤーは、12年の全米オープンに出場した中国人のアンディ・チャン。10歳で母とアメリカに移り住み、14歳6カ月でのメジャー参戦が話題になった。

若くして活躍すれば注目の的になる。

だが男子の大会では15歳前後のプレーヤーが予選を通った記録は少ない。

10代でブレークし、トッププロへと駆け上がった代表はジャスティン・ローズ。17歳で全英オープン4位に入り、プロ転向。

欧米両ツアーで年間王者に輝き、13年の全米オープンでメジャー優勝しているが、プロ転向してから21試合連続予選落ちを経験するなど苦労した。

さてベシャートくんの挑戦はいかなるものになるだろう。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年11月14日号「バック9」より

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