ゴルフメーカーのキャロウェイがサステナビリティ活動の一環として、森の環境保全活動のプロジェクトを立ち上げた。その理由とは?

キャロウェイゴルフが、鳥取県智頭町で一般社団法人の大学ゴルフ授業研究会とmore trees(音楽家・故坂本龍一氏が創立した森林保全団体)とのパートナーシップのもと、“未来へつなぐ森”としてALL FOR GREEN プロジェクトを立ち上げた。

プロジェクトに伴い、大学ゴルフ授業研究会に参画する各大学を対象に、智頭町における環境保全体験プログラムを、人材育成と地域活性活動に盛り込んでいく。智頭町の芦津渓谷内にある「キャロウェイの森」で森林整備と森林セラピー、生物多様性講座といったプログラムも各大学のニーズに合わせて開催する予定だ。

画像: 鳥取県智頭町に誕生したキャロウェイの森。SDGsの一環だ(Ph/一般社団法人more treesモア・トゥリーズHPより)

鳥取県智頭町に誕生したキャロウェイの森。SDGsの一環だ(Ph/一般社団法人more treesモア・トゥリーズHPより)

そして、先日、同プログラムの第1回が開かれた。参加したのは武蔵野美術大学の生徒7名。キャンプを通じた環境プログラムを体験した後、キャロウェイの森で植樹。さらにmore treesの専門講師による生物多様性講座を受講。芦津渓谷を流れる千代川から日本海へ流れ着く砂によって形成された鳥取砂丘の成り立ちを学んだ。

2日目は、地元小学校の生徒41名と大学生が合同で、智頭町の自然の魅力とそれを未来に向けて守っていくことを表現したチョークアートを制作。その後、砂丘を見学し、全2日間のプログラムを終えた。

しかし、なぜゴルフメーカーが? キャロウェイのサステナビリティ・コミッティの喜田慎氏は、「弊社はゴルフという“外遊び”をビジネスにする会社です。それならば、まずは環境保全を優先させなければというのが発端です」。同社は森林保護のほか、クラブの下取りやアパレルのリサイクル、廃棄予定クラブを大学へ提供するなど、主に用具関連でのSDGsへの取り組みを以前から行っている。

さらに障がい者雇用創出事業として、企業向けの貸し農園を開園し、恵まれない子どもに給食を届ける取り組みも行っている。企業が推進する社会的貢献の好例となってほしい。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年11月14日号より一部加筆して掲載

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