「家では犬と遊んでます。それが一番です」(平田)
時松 ツアーのときは誰と一緒にご飯を食べるの。
平田 年下の金子駆大とか、あと小斉平優和くんは2つ年上で、地元が近くて行く練習場が一緒だから大阪にいるときは基本、練習したりご飯に行ったりしています。
時松 どこの練習場に行くの。
平田 茨木ゴルフセンターです。
時松 日本オープンやった茨木CCは家の近くだったんだ。
平田 はい。10 分弱くらいです。
時松 家では何をやってるの。
平田 犬と遊んでます。それが一番ですかね。
時松 へぇ。雄、雌どっち。
平田 雌のププと雄のビビの2匹です。ププはペットショップにいたときの名前がミニチュアシュナイダーだからシュウでした。新しい名前に同じ母音が入ってないと犬はわからないから、(語尾に)ウが入るププにして。ビビのほうは名前もなかったので僕がつけました。
「青が好きです」(平田)
時松 犬、好きなんだ。
平田 はい。僕が小さい頃から飼っていたんですけど、そのワンちゃんが亡くなって1~2年くらいは飼っていなかったんです。でもちょうどコロナ禍で、家に皆居る時間が多くなって、そのときに迎え入れました。
時松 うちのはミニチュアピンシャーで、2月生まれで雌だったのでモモって名前。家にいるときは一緒に寝てるけど、しつけが大変。散歩中に一回もトイレせずに帰ってきて家でするので、何で外でおしっこしないのって、「デェッ!」って母ちゃんが怒ってる(笑)。
平田 うちは前のワンちゃんのときにしつけせずに、家を空けられなくて大変だったから最初にしつけたのでバッチリです。
時松 好きな色とか勝負服は。
平田 青が好きです。
時松 日本プロに勝ったときも青だったよね。
平田 はい。
「ルーティンはちゃんとやっておきたい派」(平田)
時松 ジンクスとか験担ぎは?
平田 以前は、パンツは調子よかったときのものをはきたいなんてありましたけど、毎週試合が続くとそういうのを考えるのしんどいので、今はまったくそんなんはないです。でもルーティンはちゃんとやっておきたい派ではありますけど。
時松 ルーティンって、スタートの3時間前には起きるとか、そういうの。
平田 そうですね、それで7時間は最低寝たい。スタート時間にもよるんですけど、ゆっくりだったら2時間半前くらいには入ってレストランで食事します。普通はコンビニ飯が多いですね。
時松 僕もコンビニでおにぎりとかサンドイッチとか買って、食べながら行くのが多い。運転しながらだと親子丼とかは食べられないからなぁ。
平田 朝からそんなもん食べるんですか(笑)。
時松 いや、昼スタートのときとかにね。
平田 ああ、昼スタートならガッツリ食べておかないとヤバいですもんね。
「練習グリーンでは、入り際のイメージを確認しておきたい」(平田)
時松 朝の練習はどんな感じ。
平田 最初にパッティンググリーンで長い距離を転がして。
時松 速さ確認のために。
平田 はい。それで僕はその後にパッティングレールをやります。この最初のパッティングの練習は転がしとかアップ程度ですね。次にアプローチをやって、ショットをやって、帰ってきて最後にパッティンググリーンで微妙な距離を打ったり、その日の試合に近い感じの距離やタッチの練習をします。
時松 朝の練習でカップに入った、入らないにこだわりすぎるのもよくないって言う人もいるけど、そのへんはどう。
平田 入ったか入らなかったということには僕もそんなにこだわらないです。でも練習グリーンでは、その日のスピードも含めて、イメージを覚えておきたいというか、入り際のイメージを確認しておきたいというのはあります。そして、スタート直前のパッティング練習の最後に短い1mを入れてスタートしていきます。
「もっとアイアンとかの精度を上げたい」(平田)
時松 ショットの練習は50Y、100Y、150Yって感じ?
平田 そんな感じです。クラブはSWからドライバーまで打って、そしてもう一度、アイアン、ウェッジに戻って、その日の1番ホールで打つティーショットがドライバーだったら、最後にドライバーを打つ感じです。
時松 まあ持っている課題によってそこは変わってくるんだろうけどね。今、課題は何?
平田 もっとアイアンとかの精度を上げたいと思っていますね。
時松 僕の場合は、ここのところずっと不安続きだから課題が多すぎて、朝の練習でなかなかその不安を払拭できないまま出て行くから、かえってそれがよくないのかもしれない。だったらショットの練習とか、朝はやらなくて、夕方みっちりやったほうがいいかもしれない。クラブだけじゃなくて、練習のパターンとかもそうやって変える必要もあるかもね。
※週刊ゴルフダイジェスト2023年12月5日号「時松プロ ご指名プロと技トーク わかったなんて言えません」より