昨年までPGAツアープレーヤーのダブルス競技が行われていたが、今年はLPGAとPGAの男女がタッグを組み、3日間さまざまなフォーマットで競う「グラントソーントン招待」に生まれ変わり、16組32名が出場。ジェイソン・デイ&リディア・コーの元世界ランク1位コンビが、男女混合の新規大会で優勝を飾った。
画像: グラントソーントン招待の2日目、3番ティーイングエリアから歩くL・コーとJ・デイ(photo/Getty Images)

グラントソーントン招待の2日目、3番ティーイングエリアから歩くL・コーとJ・デイ(photo/Getty Images)

「これからは一生の友達だね!」(J・デイ)

初日のスクランブルで58をマークしたデイ&コー組は2日目、最終日を66にまとめ、通算26アンダーをマーク。C・コナーズ&B・ヘンダーソンのカナダ人ペアに1打差をつけ初代チャンピオンに輝いた。

「大会は大成功だったと思います。今週は多くの男性陣が女性陣とのプレーを楽しんだと思う。リディアのようなパートナーがいてくれて、ストレスなく優勝争いをすることができました」とデイが言えば、コーも「彼のショットは素晴らしい。パターが要らないくらいだと思いました」と称賛。

ともに南半球出身で接点も多いかと思いきや、意外にも初対面だったとか。「一緒にプレーして素晴らしい体験ができた。これからは一生の友達だね」(デイ)と、友情も育んだようだ。

賞金総額は400万ドル(約5億8000万円)。優勝チームはそれぞれ50万ドル(約7250万円)を受け取り、2位は2人で56万ドル。大会一番人気だったT・フィナウとN・コルダのペアは4位タイで23万ドルを獲得した。

大会中は笑顔が絶えない和気藹々(あいあい)ムード。2日目にはR・ファウラーとペアを組んだL・トンプソンがホールインワンをマークし、大いに盛り上がった。ピンクのウェアを着こなした“チーム・ピンク”(ファウラー組)もフィナウ組と並び、ギャラリーを魅了した。

誰もが「若い世代にモチベーションを与えたい」という思いを抱いてプレーした大会。

コーが唯一不満だったのは、彼女がドライバーで235ヤードのところ、デイは楽々300ヤードを超えることだったそう。

※週刊ゴルフダイジェスト2024年1月2日号「バック9」より

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