ドライバーは「G430 MAX」が圧倒的人気!? 各量販店の2023年クラブ売り上げランキングまとめ【1W、FW、UT編】

ドライバー部門：ピンゴルフ「G430 MAX」がダントツの売上1位!

　　　

二木ゴルフ、ヴィクトリア、つるやで売上ナンバー1。国内女子ツアーでもクラブ契約フリーの蛭田みな美の初優勝、森田遥の6年振りの優勝に貢献。

「ヘッド自体の安定感が抜群で、ミスヒットしても余計なスピンが入りづらい。バラつきが減って、結果として平均飛距離が伸びる」（勝又プロ）

「ステルス2」はスタンダード➡HDの順で人気

　　　

昨年、年間売上ナンバー1を記録した”カーボンウッド”「ステルス」の2代目「ステルス2」。

前作で指摘された「つかまりにくい」「球が上がりにくい」「ボールが滑る」といった部分が改善され、アマチュアでも十分に使える仕上がりに。

3モデルあるがスタンダードの「ステルス2」が一番人気で、最も球が上がりやすく、つかまりやすい「HD」が続いている。

飛距離とやさしさを併せ持つ「パラダイム」

　　　

耐久性の高い2種類のカーボンを帯状に成形した新構造「360度カーボンシャーシ」をヘッドの真ん中に採用したことで軽量化。

多くの余剰重量が生まれ、「飛び」と「やさしさ」のどちらも併せ持つ重量配分を実現。多くのプロが使う「♦♦♦」は世界中で勝利を挙げ、今年のツアーを席巻した。

シリーズの中ではスタンダードが一番人気。

2023ドライバー売上ランキング

軽量ドライバーが定位置を獲得

2000年の誕生から2年ごとに進化を続けながらモデルチェンジを続けてきた「ゼクシオ」。先日、13代目が発売されたため、マークダウンもあり「ゼクシオ12」が2年目でも上位をキープ。かつては「ゼクシオ」一強だった、この「軽量ドライバー」カテゴリーに、キャロウェイやテーラーメイド、ピンゴルフなど海外ブランドも参入。今やランキング上位の常連となった。

フェアウェイウッド部門：飛距離もやさしさも併せ持つキャロウェイ「パラダイム」がトップ!

　　　

クラウンにはトライアクシャルカーボン、ソールにはフォージドカーボンを採用し、タングステンウェイトなどで最適な重量配分に。

AIが設計したフェースとジェイルブレイク・バットウィングテクノロジーを搭載し、飛距離が出るのにやさしさも併せ持つ。

「シャローなヘッドで、ボールが上がりやすい。球がつかまる感じはそれほどなく、左を気にしなくてもいい」（勝又プロ）

2023FW売上ランキング

ヤマハ、オノフが大健闘!

ドライバー同様、上位を「G430 MAX」「パラダイム」「ステルス2」が占めるなか、ヤマハ「RMX VD」がアルペン・ゴルフ5と二木ゴルフで9位にランクイン。契約外のプロがこぞって使い活躍、その飛距離性能の高さを証明したのが影響したのだろう。二木ゴルフでヤマハより上位に入った「オノフAKA」や、日本向けモデルのテーラーメイド「ステルス グローレ」など、総じて「やさしく飛ばせる」モデルが人気のようだ。

ユーティリティ部門：据わりがよく、飛距離性能が高いピンゴルフ「G430 ハイブリッド」が1位総なめ!

　　　

8層のカーボンをクラウン部に採用し軽量化に成功。低重心設計により理想的な高弾道でブレずにターゲットを狙える。

「ソールがほぼ真っ平で据わりがよく、球を上げてくれそうな顔をしています。純正Sシャフトは、ややしっかりめですが、HS40m/s前後のゴルファーでもこのスペックで結構飛ばせます。カチャカチャなので使い勝手もいい」（勝又プロ）

2023ユーティリティ売上ランキング

二木ゴルフでキャスコが9位

ドライバー、FWと似た顔ぶれが並ぶなか、ヤマハ「インプレス ドライブスター」がアルペン・ゴルフ5とヴィクトリアでランクイン。見た目がスッキリしているのに飛距離性能とやさしさを併せ持ち、つかまりもいいとアマチュアに人気。一方、プロも使用するダンロップ「スリクソンZX MkⅡ」がアルペン・ゴルフと二木ゴルフで10位に入った。1999年に誕生したお助けクラブ「パワートルネード」の流れをくむキャスコの「UFOスピード」が二木ゴルフで9位。

PHOTO／Tomoya Nomura、Hiroaki Arihara、Akira Kato

※週刊ゴルフダイジェスト2023年12月26日号「2023年"ヒット商品"大発表!」より