原動力は ”誰よりもゴルフが好き!” というゴルフ愛
メルセデス・ランキング11位で4季連続のシード権獲得となった菅沼に、まずは持病によるクルマ移動が主となる普段のツアー生活を振り返ってもらった。
「ツアー生活、最初はきつかったけどかなり慣れました。楽しめるまでにはなっていないし、まだまだしんどいけど、そんなでもないです。私の場合は移動に時間がかかるので、休みの月火も練習はしていないけど移動中みたいな。
でも全然大丈夫です。ゴルフが大好きだし、誰よりもゴルフが好きっていう自信もあるので。だけどオフを作ってゴルフから離れないと辛いこともあるし、休むことも大事だなって思います。
20、21歳の頃は、とにかくがむしゃらに練習していたのでツアー後半で疲れてしまったり、オフの練習で追い込みすぎて開幕戦で疲れていたりなんていうこともありましたね(笑)。
そういうことからしっかり学んで、きちんと休みもつくりながらたくさん練習したので、昨シーズンに初優勝含む2勝できたし、賞金1億円超えというひとつの目標も達成できたと思います。
あとは、私ボールに話しかけるんです。『入ってよ』って。ドライバーを替えて調子が良くなったのもあるけど、パッティングが良かったかな」
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特別なことはしない、感覚を大事に技術力アップへ
TOTOで海外の選手とプレーする機会もあったが、挑戦してみたいと思うことはあるのか。
「まず自分がTOTOに出て、海外選手とまわれたこと自体がすごいっていう感じ。いつか普通に飛行機に乗れるようになったら行きたいかと考えるとどうだろう……。全英とかエビアンとか、スポットでは出てみたいかも。ツアーに参加となると生活も環境も大きく変わるし、無理かなって思います。古江さんとかすごいですよ。萌寧ちゃんも行きますしね。行けるときに行っちゃおうって言ってました。でも20歳の頃よりは興味は湧いてきています。
今は次のシーズンに向けて技術を磨くことに集中したいですね。誰かの真似とかトレンドの理論ではなく、自分が持っているものを生かした技術を。弾道データも計測するし、動画でスウィングプレーンも確認するけど自分の感覚がベースにあって。この感覚を大事にしながら新シーズンも頑張りたいです」
トレードマークの笑顔の裏には、ひたむきな努力が隠されていた。早くも来月末に迫る新シーズンでも大きな注目を集めそうだ。
試合中に考えていることや、プロゴルファーとしての夢など、インタビュー全編は1月23日号の「週刊ゴルフダイジェスト」と「MYゴルフダイジェスト」にて掲載中!
PHOTO/OsamuHoshikawa、Shinji Osawa