PGAツアーのアジア圏マーケティングディレクター、コーリー・ヨシムラさんがチョイスした記事や選手たちのストーリーをご紹介。今回は今年から新たに始まった8つのシグネチャーイベントについて。

2024年、PGAツアーが新たに実施するシグネチャーイベントについて説明していきましょう。日本では「昇格試合」という呼び方をしています。すでにハワイで行われたザ・セントリーがシグネチャーイベントの初戦でした。

画像: 2024シーズン開幕戦、ザ・セントリー。昨シーズンの優勝者、およびフェデックスカップ・ランキングのトップ50に入った選手のみが出場できる“昇格大会”の1戦目。写真のザンダー・シャウフェレは最終10位タイ(photo/Blue Sky Photos)

2024シーズン開幕戦、ザ・セントリー。昨シーズンの優勝者、およびフェデックスカップ・ランキングのトップ50に入った選手のみが出場できる“昇格大会”の1戦目。写真のザンダー・シャウフェレは最終10位タイ(photo/Blue Sky Photos)

続いて2月のAT&Tペブルビーチプロアマ、タイガー・ウッズがホストを務めるジェネシス招待、3月のアーノルド・パーマー招待 byマスターカード、RBCヘリテージ(4月)、ウェルズファーゴ選手権(5月)、ジャック・ニクラス主催のメモリアルトーナメト byワークデー(6月)、トラベラーズ選手権(6月)、以上の8試合です。

通常のトーナメントとの違いはフィールド。世界のトップ70名から80名が集い、優勝者には700ポイント(通常は500ポイント)が付与されます。出場資格は試合によって異なりますが、2023年のフェデックスカップ・ランキングのトップ50は8試合無条件に出場できます。

また、フェデックスカップ フォールの51位から60位に入った「ネクスト10/他資格を持たないフェデックスカップランキング上位10名」にも出場権があり、指定大会での獲得ポイント上位5名「ザ・スウィング5/他資格を持たず、シグネチャー大会前のフルフィールド大会で獲得したフェデックスカップポイント上位5名」にも参戦が許されます。

以前は、ハワイをスキップする選手もいましたが、今年はスコッティ・シェフラー、ビクトール・ホブラン、ザンダー・シャウフェレ、コリン・モリカワ、ジョーダン・スピースらが揃いました。昨年から昇格試合になったことで「テレビの視聴率がすごかった」というのはシャウフェレ。

「エキサイティングでしたね。ファンはこれを待ち望んでいたんだ、と痛感させられました。最高の選手たちが(ほぼ)毎週のようにお互いに競い合い、最高のドラマを世に送り出していく。素晴らしいことが起きると思います」

ちなみにシャウフェレは、2019年のチャンピオンで通算7勝。東京五輪の金メダリストなのはご存じの通り。しかし、もっとすごいことがあります。それはフェデックスポイントランキング。昨年もホブランに次ぐ2位でしたがこれまで2位が3回、3位が1回、4位が1回、5位が1回と抜群の安定感を誇っています。

画像: ザ・セントリーで通算6勝目を挙げたクリス・カーク(photo/Blue Sky Photos)

ザ・セントリーで通算6勝目を挙げたクリス・カーク(photo/Blue Sky Photos)

円熟期を迎えているシャウフェレ世代(スピースやジャスティン・トーマスら)、世界から集結する才能と決意を持った久常涼をはじめとした若者たち。加えてタイガー・ウッズが積極的に競技に復帰、今季は楽しみが満載です。

※週刊ゴルフダイジェスト2023年1月30日号より(ARRANGE/Mika Kawano、PHOTO/Blue Sky Photos)
※PGAツアーはBSJapanext( BS放送)、ゴルフネットワーク(CS放送)、U-NEXT(動画配信サービス)で毎週LIVE中継が見られます。

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