ツアーきってのドライバー上手・吉田泰基に言わせれば、弾道の打ち分けは難しくないとのこと……。そこで2024年2月6日発売の『週刊ゴルフダイジェスト 2月20日号』で、真似できそうな吉田流のドライバーショットの打ち方を教えてもらっている。まず「みんゴル」では、その理論を紹介していこう!
画像: よしだ・たいき。300ヤード近い飛距離と高精度のドライバーを武器に23年シーズンは賞金ランク12位に。「弾道の打ち分けで大切なのはボール前後20センチの"ヘッドの通り道"なんです」と吉田

よしだ・たいき。300ヤード近い飛距離と高精度のドライバーを武器に23年シーズンは賞金ランク12位に。「弾道の打ち分けで大切なのはボール前後20センチの"ヘッドの通り道"なんです」と吉田

弾道を打ち分けるとき、スウィングは変えないこと

昨シーズン8回のベスト10入りを果たした吉田の武器は、多彩なドライバーの技。

「狭いホールでもドライバーを持つことが多い」という吉田はフェードを持ち球にしつつ、ドローや高低、さまざまな弾道を使い分けるという。でも、そんなのプロだからできるわけで……。

「意外とそんなことないんです。僕は弾道を打ち分けるとき、ボール位置やアドレスしか変えません。そうでなければ4日間72ホール持ちませんしね」

スウィングは変えずに?

「むしろスウィングを変えないのは絶対です。たとえばボールを外(左)に置いたとき、ヘッドはアウト-イン軌道かつスクエアフェースで当たるから、球は真っすぐ打ち出されてフェードします。球を低く抑えたいなら中(右)に置いていつも通り振るだけ。上からヘッドが入るので、低い球が打てます」

「ボールの前後20センチが"要"です」(吉田)

画像: ボールの前後の20センチをコントロールするための条件のひとつが「ボールと自分の距離」。吉田はグリップしたときの左小指とお腹の距離感に注意するというが、常にこの距離感を一定にすることが同じスウィングをするために不可欠

ボールの前後の20センチをコントロールするための条件のひとつが「ボールと自分の距離」。吉田はグリップしたときの左小指とお腹の距離感に注意するというが、常にこの距離感を一定にすることが同じスウィングをするために不可欠

シンプルで拍子抜けするが、要は"当て方"を変えることで弾道は変わるということ。そのためには振り方をひとつにするということが大切だというのだ。

「大切なのはボール前後20センチの"ヘッドの通り道"です。最近のドライバーはフェース向きが安定しやすいこともあり、軌道を変えるだけで球筋は打ち分けられるんですよ」

確かにこれならできそうだ。

弾道と当て方の関係を理解しよう

かつては軌道が打ち出しに、フェース向きが曲がりに影響を与えるといわれたが現在は逆転。フェース向きが打ち出し、ヘッド軌道が曲がりを大きく決める。

画像: 弾道のイメージ

弾道のイメージ

ドロー=軌道に対してフェースが閉じる

軌道に対してフェース向きが閉じた状態で当たることが条件。イン-アウト軌道の角度がフェースの開き角より大きければ、右に打ち出すドローとなる。

フェード=軌道に対してフェースが開く

軌道に対しフェース向きが開いた状態で当たることが条件。たとえばスクエアフェースのままアウト-イン軌道で当たれば、真っすぐ打ち出し右に曲がる。

高い球=アッパーに当たる

インパクトロフトにも左右されるが、手っ取り早いのがアッパー軌道に当てること。ティーアップされたドライバーはアッパーに当てやすく、飛距離を稼ぎやすい。

低い球=真横~上から当たる

吉田が「最も出番が多い」という低い球は、上からヘッドを入れることで打つことができる。比較的ランが出るので、通常の弾道と比べ飛距離はそれほど落ちない。

2024年2月20日号の「週刊ゴルフダイジェスト」とMYゴルフダイジェストにて、吉田プロの4つの弾道の打ち方(吉田流ではボールの位置とアドレス)を掲載中!

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PHOTO/Hiroaki Arihara
THANKS/東広野ゴルフ倶楽部

※週刊ゴルフダイジェスト2024年2月20日号「ドライバーのプロ技」より一部抜粋

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