「『スタンダードモデル』にはメーカーの本気度を感じます」(勝又プロ)
近年では多くのブランドが「スタンダードモデル」、「ツアーモデル」(ロースピン・操作性)、「イージー」(ドローバイアス・大慣性モーメント)、そして2024年2月13日号で取り上げた「軽量モデル」の4タイプをラインナップするようになりゴルファーの選択肢は広がった。
しかし、シリーズの中核をなすのは、やはり基準となる「スタンダードモデル」だと勝又プロは言う。
「打ち比べるとわかりますが『スタンダードモデル』にはメーカーの本気度を感じます。『スタンダード』というだけあって、幅広いゴルファーにマッチするように考えられており、シャフトやウェイトを替えてカスタマイズできる。競技に出るような上級者こそ、そうやって自分に合わせて使ってほしいですね。片や普通のアマチュアもやさしいシャフトを入れれば十分に使いこなせるモデルばかり。オートマチックのやさしさと、マニュアルの操作性のいいとこ取りをしたバランスのいいモデルと言えるでしょう」(勝又プロ)
明らかに進化したカーボンウッド。やさしく万人向けの『Qi10』
とくに『Qi10』は万人受けするタイプ。ウェイトは固定式ですが、これはウェイトをいじらなくても誰にでも合うというテーラーメイドの自信の表れだと思います。いい顔をしていて、つかまりもよく、打感は軟らかいのに初速が出る。本当に幅広いゴルファーが使えるモデルに仕上がっています」(勝又プロ)
キャリー | 268.9Y |
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総距離 | 279.5Y |
ヘッドスピード | 50.3m/s |
ボール初速 | 71.6m/s |
打ち出し角 | 12.5度 |
スピン量 | 3179rpm |
高さ | 43.2Y |
投影面積の大きな安心感のある顔。初速が速い『パラダイム Ai スモーク MAX』
「キャロウェイ『パラダイム Ai スモーク MAX』は完成度が高い。どこに当たっても初速が落ちないのには驚きです。ヘッド後方のウェイトとネックを調整すれば自分好みの弾道にできるので、シャフト次第でプロも使えます。ヘッドスピードが速くて、どうしてもスピンが増えてしまうという人以外は『ツアーモデル』より『スタンダードモデル』をまず試したほうがいいでしょう」(勝又プロ)
キャリー | 267.2Y |
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総距離 | 282.0Y |
ヘッドスピード | 49.6m/s |
ボール初速 | 71.4m/s |
打ち出し角 | 12.2度 |
スピン量 | 2637rpm |
高さ | 38.4Y |
2月20日号の「週刊ゴルフダイジェスト」とMYゴルフダイジェストでは、ダンロップ『ゼクシオX』やコブラ『ダークスピード』などの打ち比べ結果を掲載中!
PHOTO/Tomoya Nomura
THNAKS/GOLF PLACE
※週刊ゴルフダイジェスト2024年2月20日号「最新ドライバー研究『スタンダードモデル』」より
※2024年2月15日9時37分、一部加筆修正しました。