ヨネックス EZONE CB901:ハンドファーストでも刺さらずに抜けがいい
●試打シャフト/ N.S.PRO 910GH neo(S) 7番ロフト角/29度 重量/410グラム 長さ/37.0 インチ
「ソールのフェース側も面取りされていて、ハンドファーストに当てても左足上がりのライでも、突っかからずに抜けます」
【試打結果】
キャリー●168.6Y
縦距離●178.4Y
初速●53.2m/s
打ち出し角●17.7度
スピン量●4682rpm
高さ●27.2Y
1Wのヘッドスピードが50m/sほどの勝又プロが自身のHSで打ったとき
「球がつかまりやすいし、ハンドファーストに打ちやすい強めのオフセットですが、顔はスッキリしています。バックフェースにカーボンが入っていて、モチッとしたくっつく打感がたまりません。ソールは広めでも、前方と後方が落とされて抜けが◎」
ブリヂストン 233HF:抜けがよくて弾く打感! 下っ面でも拾ってくれる
●試打シャフト/ VANQUISH BS50i(S) 7番ロフト角/29度 重量/368グラム 長さ/37.25 インチ
「フェースの上下が低めで左右が長めですが、構えると小ぶりに見えます。“アイアン型の5UT”というイメージ」
【試打結果】
キャリー●188.2Y
縦距離●196.2Y
初速●57.9m/s
打ち出し角●16.6度
スピン量●4885rpm
高さ●34.6Y
1Wのヘッドスピードが50m/sほどの勝又プロが自身のHSで打ったとき
「弾きがよくて初速が出てますね。フェースが左右にネジれないので真っすぐ飛ぶし、左に行きづらい。ソールの前方と後方が落とされていて、抜けもいい。この純正カーボンが振りやすくてHSが速くなるし、先が走り下っ面でも球を拾ってくれるんです」
本間 ベレス(2024モデル):小顔に見えるが見た目以上にやさしい
●試打シャフト/ ARMRQ FX BLACK(S) 7番ロフト角/27度 重量/363グラム 長さ/37.25 インチ
「ソール幅が広くて滑りやすく、大きいヘッドでありながら、高級感のあるブラック仕上げで締まって“屈強”に見えます」
【試打結果】
キャリー●184.5Y
縦距離●192.2Y
初速●57.5m/s
打ち出し角●15.2度
スピン量●5330rpm
高さ●32.9Y
1Wのヘッドスピードが50m/sほどの勝又プロが自身のHSで打ったとき
「黒と金による高級車みたいな装い。弾きがよくて初速が速い“ザ・飛び系”のアイアンです。ソールの前方が一直線にカットされて、フェース全面でボールを押し込んでいけるのも、飛びのポイント。芯を外しても、薄めの当たりでも飛んでくれます」
コブラゴルフ ダークスピード:食い付くような打感でアスリート好みの逃げ顔
●試打シャフト/SPEEDER NX for cobra(S) 7番ロフト角/27度 重量/379グラム 長さ/37.5 インチ
「マットでダークな色合いでヘッドが小ぶりに見えやすいし、シャフトも抑えた色で、クラブが長めでも長く感じません」
【試打結果】
キャリー●184.5Y
縦距離●192.9Y
初速●56.8m/s
打ち出し角●17.1度
スピン量●4724rpm
高さ●32.9Y
1Wのヘッドスピードが50m/sほどの勝又プロが自身のHSで打ったとき
「ヘッドがコンパクトだし、グースが少なめでトウ側がせり上がりながら逃げています。しかも、吸い付く打感でボールを押し込む手応えがあり、弾道の打ち分けもしやすい。ロフトが立っていて飛びますが、アスリートが好む実戦的なアイアンでもあります」
TEXT/Satoru Niida
PHOTO/Tomoya Nomura、Akira Kato
THNAKS/GOLF PLACE
※総重量は編集部調べ
※週刊ゴルフダイジェスト2024年2月27日&3月5日合併号「やさしいアイアン研究室」より一部抜粋