松山英樹など、多くのツアープロが使用する「スリクソン」ブランドから飛距離性能に特化した新ディスタンス系ボール「スリクソン XmaX(エックスマックス)」が登場。2024年4月5日から発売されるという。

画像: 「スリクソン XmaX」(左:ホワイト 右:パッションイエロー)

「スリクソン XmaX」(左:ホワイト 右:パッションイエロー)

新開発の「エックスマックスコア」開発の核

「スリクソン」ブランドのディスタンス系ボールといえばJPDAプロドラコンツアーの公式球に指定されている「スリクソン X3」があるが、この「スリクソン XmaX」はその後継ボールだという。構造は「スリクソン X3」と同じ3ピースだが、コア、ミッド、カバーのすべてを新開発した素材で構成されており、そのおかげで“打感が軟らかい”ことと“飛距離性能が高い”ことの相反する要素を両立させたボールに進化したという。

ボール開発に携わったスポーツ事業本部 商品開発部 ゴルフボール技術グループの児島大二郎さんは「まず、どういう人たちがディスタンス系ボールを求めているのかをセグメントすることから始めました。このボールを求めるゴルファーはHS50m/sの人ではなく、HS40m/sくらいの、いわゆるミドル~シニア層、もしくは女性だということがわかりました。最大飛距離を出すために必要なことは『高初速』だということはわかっていましたが、このカテゴリーのゴルファーは打感がソフトなことを好むこともあり、この点に焦点を当てて開発を進めました」という。

さらに児島さんは、「数百通りのトライ&エラーを繰り返し、開発に10年の歳月を費やした素材で作ったやわらかいのに高反発・高初速を生む“エックスマックスコア”は、硬度分布にこだわったコアです。コアの硬度差が大きいと潰れやすくなることがわかっているので、硬度差を中心部から外周部にかけてなだらかに硬くすることでつぶれにくくしています。そのおかげで反発力が増して、高初速が出るようになりました。飛距離特化のためには、カバーも硬いほうがいいので、変形しずらい新アイオノマーで作成。このおかげで、ボール全体の外剛内柔を高めることができ、さらなる飛距離性能を実現しています」と続ける。

画像: すべての層で新開発した素材を採用している

すべての層で新開発した素材を採用している

高初速の原理はわかったが、ではソフトな打感というのはどういうことだろうか? これについては「我々の研究で、打感や打音に重要なのはミッド層だということがわかっています。ソフトな打感を実現するために新素材の“スーパースピード ミッド”を採用しています。これにより、スリクソン史上もっとも高い飛距離性能を保持しつつ、ソフトな打感を実現しています」と児島さん。

さらに、打ち出し時に空気抵抗を減らしてボール初速を維持し、高さの最高到達点以降には伸びる弾道を生み出す「強弾道 338 スピードディンプル」を搭載。これらの相乗効果により、ソフトなのに飛ぶボールを実現できたという。

HS40m/s前後で飛ばしたいゴルファーは一度使ってみてはいかがだろうか。

■ゴルフボール「スリクソン XmaX」の概要

構造飛距離追求型スリーピース
カバーH.R. カバー
ミッドスーパースピード ミッド
コアエックスマックス コア
ディンプル強弾道 338 スピードディンプル
カラーホワイト、パッションイエロー
ボールNo.1、2、3、5
価格オープン

※2024年3月4日11時26分、一部加筆修正しました。

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