いよいよ発売となったキャロウェイの新ツアーボール「クロム ツアー」「クロム ツアー X」「クロム ソフト」。前作「クロム ソフトシリーズ」から多くのアップグレードが盛り込まれているが、中でも注目なのが『風に影響されやすい落ち際で、風に負けることなく自分の狙いたい距離を狙っていける』という風への強さ。さっそく、その実力を自他ともに認めるギア好きの鈴木貴也プロとコースでチェックした。

風に影響されず、キャリーが伸びる!?
ザンダー・シャウフェレは「クロム ツアー」で絶好調!

画像: 風に影響されず、キャリーが伸びる!? ザンダー・シャウフェレは「クロム ツアー」で絶好調!

「クロム ツアー」にスイッチしたザンダー・シャウフェレが開幕戦から5戦中4戦でTOP10入りするなど、その実力に速くも注目が集まっているキャロウェイの「クロム ツアー」シリーズと「クロム ソフト」

ラインアップは以下3モデル。
①クロム ソフト X LSの後継となる低スピンモデル「クロム ツアー」
②クロム ソフト Xの後継となるバランスのいい「クロム ツアー X」
③ソフトな打感が魅力の「クロム ソフト」

ロングショットにおけるボールスピードや、アプローチにおけるスピン量の向上など、多くの進化が凝縮しているが、中でも注目なのが「風への強さ」

画像: 六角形のパターンは継承しつつ、より風に影響されにくいよう円形の窪みも組み合わされた、最新『クロム ツアー』シリーズの表面ディンプルパターン(撮影/有原裕晶)

六角形のパターンは継承しつつ、より風に影響されにくいよう円形の窪みも組み合わされた、最新『クロム ツアー』シリーズの表面ディンプルパターン(撮影/有原裕晶)

六角形のディンプルパターンの中に複数の円形のくぼみを混在させた「シームレス・ツアーエアロ」という新テクノロジーにより、『風に影響されやすい落ち際で、風に負けることなく自分の狙いたい距離を狙っていける』。また、『キャリーが伸びる効果』もあるという。これは気になる……。

画像: 「クロム ツアー」を手にした鈴木プロ。「よく見ると確かに丸いディンプルが混ざってますね。表面はなめらかですが、ディンプルの存在感を強く感じます」

「クロム ツアー」を手にした鈴木プロ。「よく見ると確かに丸いディンプルが混ざってますね。表面はなめらかですが、ディンプルの存在感を強く感じます」

本当に風に強いのか!?
強風のなかテストを敢行

画像: 当日は強風。午後に入り少し弱まったとはいえ、強い風の中でテストを開始。

当日は強風。午後に入り少し弱まったとはいえ、強い風の中でテストを開始。

天気予報をチェックして風がありそうな日を選んだものの、当日は想像以上の風。16m/sを超える強風で速度規制されたアクアラインを渡り、千葉県のゴルフ場へ。

幸い午後には風が少しおさまりそうとのことで、風がプレーできるレベルになるのを待って、いよいよテストを開始。まずは、ある程度、距離と高さが出る8番アイアンを選択。「クロム ツアー」から試打をスタートした。風は10時から4時方向への強いアゲンスト。

画像: 強い風の中、「クロム ツアー」で快音を響かせる鈴木貴也プロ。

強い風の中、「クロム ツアー」で快音を響かせる鈴木貴也プロ。

打つなり、「打感めちゃくちゃいい!」と打球を見上げる鈴木プロ。真っすぐ伸びていったボールは、落ち際から風で少しだけ右に切れてフェアウェイ右サイドに着弾。風の強さからすると、思ったより流されていないように見える。

画像: 青はクロム ツアー試打時の弾道。「確かにイメージしたより流れていかない感覚がありますね」(鈴木プロ)

青はクロム ツアー試打時の弾道。「確かにイメージしたより流れていかない感覚がありますね」(鈴木プロ)

その後もショットを続ける鈴木プロ。「初球が一番感じましたが、確かに落ち際で球が風に流されない気がします。もちろん、まったく流されないというわけではありませんが、想定より落ち際で粘る感じ、不思議な感覚ですね」(鈴木プロ)

その後、低スピンモデルの「クロム ツアー」に続いて、「クロム ツアー X」、「クロム ソフト」と試打を進めるが、どれも落ち際で思ったより流されない。

画像: 左からのアゲンストにドローボールをぶつける。こちらも鈴木プロのイメージより風に戻されない。(クロム ツアー X)

左からのアゲンストにドローボールをぶつける。こちらも鈴木プロのイメージより風に戻されない。(クロム ツアー X)

風の向きや強さが一定でないことを加味しても、「流されてない気がする」「やっぱり風でよれてないですよね」「この風ならもっと流されますよね?」と打つたびに性能に信頼を深めていく鈴木プロ。

画像: 風への強さを打つたびに実感していく鈴木プロ。

風への強さを打つたびに実感していく鈴木プロ。

ちなみに、試打した3モデルについて、打感や飛び方の違いについて印象を聞くと、「『クロム ツアー』の打感が一番気に入りました。吸い付くような軟らかさを残しつつ、適度に硬く弾く感じがあります。普段スピンが多めの私にはこれがぴったりですね」(鈴木プロ)

画像: 「めちゃくちゃ打感がいい」と絶賛。「クロム ソフト X LS」の後継モデル「クロム ツアー」

「めちゃくちゃ打感がいい」と絶賛。「クロム ソフト X LS」の後継モデル「クロム ツアー」

「『クロム ツアー X』は『クロム ツアー』よりボールが上がります。打感もほどよい硬さがありバランスがいいですね。多くの方に合うと思います。スピン量の多い人は『クロム ツアー』、高さが欲しい人は『クロム ツアー X』が合いそうです。『クロム ソフト』は各段に打感が軟らかいです。ソフトな打感が好きな方は迷わずこれですね」(鈴木プロ)

画像: バランスの良さは秀逸。「クロム ソフト X」の後継「クロム ツアー X」

バランスの良さは秀逸。「クロム ソフト X」の後継「クロム ツアー X」

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このボールはスコアメイクの味方になる

画像: このボールはスコアメイクの味方になる

つづいて残り120ヤード地点からPWで試打。

「ウェッジショットでも風の影響が少ない気がします。わずかな差だとしても、それがフェアウェイかラフか、グリーンに乗るかこぼれるかの差になるかもしれません。スコアメイクの点からも大きいですね」(鈴木プロ)

アゲンストの中、前へ前へ。
ドライバーは落ち際からの推進力がすごい。

画像: アゲンストの中、前へ前へ。 ドライバーは落ち際からの推進力がすごい。

アイアンショットで落ち際の風への強さを実感した後は、ドライバーでロングショットの性能をテスト。依然として左から強めのアゲンストの中、鈴木プロは強弾道のショットを連発。

画像: 風の影響を感じさせない弾道。「落ち際から前に行く力がありますね」(鈴木プロ)

風の影響を感じさせない弾道。「落ち際から前に行く力がありますね」(鈴木プロ)

「ドライバーだと、アイアンよりも落ち際から前に前に進んでいく印象を強く感じます。左右に流れにくいので、そのぶんキャリーが伸びるのかもしれません。アゲンストのときに低いボールを打ちたがるアマチュアの方がいますが、低いボールで飛距離を出すのは難しいので、そういうシチュエーションにもぴったりですね。いつも通りのスウィングを心掛けてほしいです」(鈴木プロ)

画像: 「アプローチの感触はどれもソフトで、スピンもしっかり入る」と鈴木プロ。

「アプローチの感触はどれもソフトで、スピンもしっかり入る」と鈴木プロ。

「まさか風に強いボールが登場するとは。ボールの進化には驚かされますが、ぜひ、自分の経験値と比較したり、同伴プレーヤーの弾道と比較したり、風のある日にコースで試してほしいですね」(鈴木プロ)

鈴木プロが体験した「風への強さ」。ぜひ一度、コースで使ってみてはいかがだろう。

撮影/増田保雄
協力/ キャメルゴルフ&ホテルリゾート

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画像: www.callawaygolf.jp
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