日頃の感謝とお礼を言える場に
72年生まれ現在51歳の宮本。メジャー5勝を含む通算12勝のベテランは22年からシニアツアーにも出場。シニア参戦2年目の昨年はシーズン3勝を挙げ、2位に1500万円差をつけてのシニア賞金王獲得となった。今回の開催された祝賀会には、「チームセリザワ」のメンバー含め、多くのプロなどが駆け付けた。
――改めてこんな立派な会が開かれていかがですか?
「コロナもあったりもして、久しぶりにこのような大きな会をやっていただけて、日頃スポンサードしていただいてる方やトーナメント関係者に、感謝とお礼が言えればいいかなと思っています」(宮本、以下同)
――2023年はどんな年でしたか?
「シニアの賞金王が取れて、僕自身1番ということは初めての経験ですし、レギュラー時代もできなかったこと。それは非常に嬉しく思います。応援してくれている方に恩返しができたかなと思っています。シニアの賞金王になれたのは自分が思っていた以上に嬉しかったですね!」
――シニアツアーの魅力は?
「レギュラーツアーと比べると、もちろんレベルは低いです(笑)。でもそれは日本もアメリカも同じですので。でも、先輩方の軽快なトークや体が動かないなりに一生懸命やっている姿とか、ベテランの味があります。実際に観に来てくれた方はみなさん楽しいと言ってくれますし、選手自身も楽しんで戦ってます」
――シニアのフィールドで海外参戦についてはどうですか?
「海外のトーナメントは3つ出場予定です。優勝を含めて戦えるチャンスがあると思っています。アメリカも世界のトップとは言え50歳以上ですから、自分が若いころにアメリカで挑戦して歯が立たなかった選手たちにも今なら戦えるんじゃないかと思っています。昨年も何となくですが手応えを掴んできて帰ってきたつもりなので、ちょっとだけ自分に期待しながら行きたいと思っています」
――最後に今シーズンの目標を教えてください。
「シニアツアーでは出る試合すべて優勝を目指して臨むように考えています。そしてそれを積み重ねた結果、賞金王になれればなおいいですし、その先にアメリカのチャンピオンズツアーが開けてくると思っています」
シニア参戦3年目になる今年はシニアツアーを主戦場にしながら、レギュラーツアーには13試合ほど出場する予定という宮本。まだまだ若手には負けない、ベテランの活躍に今季も目が離せない。