ヘッドスピードを40m/s以下に抑えて打つ

<トラックマン4のデータ>
クラブスピード/38.9m/s
ボール初速/57.1m/s
打ち出し角/14.2度
スピン量/2474rpm
降下角/32.9度
キャリー/196.4ヤード
飛距離/223.3ヤード
打ち出し方向/0.2度左
スピンアクシス/6.2度左

<GCクワッドのデータ>
H打点/1㎜ヒール
V打点/3㎜高

画像: スウィングウェイトはC9.5。「軽いがそう感じない」と癸生川プロ

スウィングウェイトはC9.5。「軽いがそう感じない」と癸生川プロ

ここでも癸生川プロは「ノーマルのヘッドスピードより下げて打ったほうが、全然いい球になる」と、2度目の驚きの声。

小島プロのデータ分析によると、ヘッドスピード46.7m/sで打ったときのスピン量が3579rpmとかなり多めだったのが、ヘッドスピード38.9m/sだと2474rpmとほぼ適正値になっている。「こうしてみると、この純正シャフトとの組み合わせでは、ヘッドスピードが40m/s前後のプレーヤーがこのクラブの恩恵を最も受けるのかなと思います」(小島プロ)ということだ。

ここでXCBT(クロスバランステクノロジー)によってスウィングバランスを変えることで、どれほどの違いが出るかを試打でチェックしてみることに。ヘッドのソールに付いている3gのウェイトとグリップエンドに付いている2gのウェイトを替えることでスウィングバランはC9.5 からD0.5になった。

替えた1発目で、癸生川が3度目の驚きの声を挙げた。

「ウェイトを換えたらコレ振りやすくなった!」

思いもよらぬ振りやすさに、どうしたんだ“コレ”と、まじまじとクラブを見る入る癸生川プロ。実はこの時の癸生川プロは、ヘッドスピード39m/sを目指してゆっくりめで振ったにも関わらず、結果は41m/sにスピードアップ。つまり、同じ感覚で振っているのに、自然にスピードがアップする。これがヘッドバランスを1ポイント軽くしたことによる“振りやすさ”の正体だ。

この結果に小島プロがコメントする。

「癸生川プロが40m/s前後で振ろうとしたのも関わらず、クラブスピードが上がってしまったというのは、ウェイトを替えることで振りやすくなったということではあるんですよね。癸生川プロのようにヘッドを感じて振るスウィングタイプには、このウェイト調整は良い方向に働くと思います」。

画像: 『オノフ ドライバー アカ』のスウィングウェイトD0.5の弾道を確認する癸生川プロと小島プロ

『オノフ ドライバー アカ』のスウィングウェイトD0.5の弾道を確認する癸生川プロと小島プロ

しかし、このヘッドバランスを重くすることによる効果が出ないタイプもあるという、小島プロのコメントだ。

「癸生川プロのように手元がスッと下りてくるスウィングの人はグリップ側を軽くしてもいいんですけど、インパクトで手元が浮くようなタイプの打ち方だと、グリップ側が軽くなったことでさらに手元浮いてしまうので、今回の試打結果のように球がつかまるとは限らない。逆に当たりづらかったり、振りづらかったりする可能性はある。トラックマンでのバーティカルスウィングプレーンという数値が52、53度を超えてくるような人が手元側を軽くしちゃうと手元が余計に浮きやすくなるので、そういったスウィングのタイプによって効果は違ってきます」。

最後に、ヘッドバランスD0.5のときにクラブスピードを38m/sで打ったときのデータをチェックした。

<トラックマン4のデータ>
クラブスピード/37.7m/s
ボール初速/55.1m/s
打ち出し角/13.9度
スピン量/2257rpm
降下角/27.8度
キャリー/178.6ヤード
飛距離/213.9ヤード
打ち出し方向/0.4度左
スピンアクシス/16度左

<GCクワッドのデータ>
H打点/0㎜トウ
V打点/6㎜高

画像: スウィングウェイトはD0.5。「こっちのほうが俺には振りやすい」と癸生川プロ

スウィングウェイトはD0.5。「こっちのほうが俺には振りやすい」と癸生川プロ

癸生川プロの感触は。

「バランスが変わったことで、僕は振りやすくなりましたね。しなりが多くなった、とまでもいわないまでも、僕のような(ヘッドを感じたい)スウィングタイプが振ると、さらにつかまりが良くなる感じはします」。

小島プロは落下角度とボールの着弾点に注目して解説をする。

「落下角度がウェイトを換える前の32.9度から27.8度と緩やかになっているのは、ボールがつかまったから。さらに、ウェイト交換前の打ち出し方向が左に0.2度、スピンアクシスが左に6.2度でセンターから3.1ヤード左に着弾しているのに対し、ウェイト交換後は打ち出し方向が0.4度左でスピンアクシス軌道の傾きが左に16度、その結果センターからは14.6ヤード左に着弾している。この数値からも癸生川プロが言うように、つかまりやすさは増したと思います」。

みんなのゴルフダイジェストYouTubeのみんゴル試打班「ガチギアトラック」では、『オノフ ドライバー アカ』の性能特性をさらに詳細に試打で検証し、どのようなゴルファーにお勧めかを2人のプロがコメントしている。そちらもチェックをしてクラブ選びの参考してほしい。

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画像2: 2024年モデル『オノフ ドライバー AKA』! ヘッドとグリップエンドのウェイトビス交換でどう変わる? / グローブライド2024年新作をガチ試打【トラックマン4&GCクワッド使用】 youtu.be

2024年モデル『オノフ ドライバー AKA』! ヘッドとグリップエンドのウェイトビス交換でどう変わる? / グローブライド2024年新作をガチ試打【トラックマン4&GCクワッド使用】

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THANKS/アコーディア・ゴルフ 技術研究所
PHOTO(クラブ)/Tomoya Nomura

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