最近目立つのがハイハイしかできない小さな赤ちゃんを抱いてパー3コンテストに参加する選手たち。中でも今年のハイライトはパパになったばかりのブルックス・ケプカ親子。
昨年7月に生まれた生後8カ月の長男クリューくんにメロメロで、9番ホールでは歩くどころかまだ“立っち”もできない息子を支えながら30センチのパットを一緒に決めてご満悦。
ボールがカップに入ったのを見届けるとクリューくんを抱き上げキスの嵐。メジャー6勝目を目指す大男にとって目の中に入れても痛くない存在がクリュー君なのだ。夫と息子の熱々ぶりを見て白いつなぎ姿でキャディを務めた妻ジェンナさんも体をよじって大笑いしていた。
そんなケプカ親子に負けじと見せ場を作ったのがマスターズ初出場の久常涼……ではなく彼のガールフレンドだ。
ジェンナさん同じく白いつなぎでキャディを務めた古川莉月愛(りるあ)さんは久常のコーチも務める女子ゴルファー。池が行く手を阻む最終ホールで選手の代わりに放ったティショットは鮮やかな弧を描きピンそばにピタリ。
パトロンから「ナイススウィング!」「グッドショット!」の声がオーガスタの杜に響き渡り、海外メディアが「いったい彼女の正体は?」と騒ぎ出ほど。本番では久常本人が主役になってもらいたい。
ちなみに一緒に回ったビクトール・ホブランを含め5つのホールインワンが飛び出した今年のイベント。打ち直しの3打目をダンクショットでカップインさせたエセホールインワンのブライソン・デシャンボーも加えると6個量産された。
大会初日は荒天が予想されているが「パー3コンテストで勝つと本番では勝てない」というジンクスを破ってファウラーが悲願のグリーンジャケットに袖を通すのか? 松山英樹と久常は優勝争いに加われるのか? メジャーキラーのケプカが勝つのか? 間もなく幕が開く。
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