いろいろな種類があるパターのグリップ。自分に最適なものは、どう選べばいいのか。ギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人に聞いてみた。
画像: パターグリップは様々な種類がある(写真はリッキー・ファウラーの使用グリップ Photo/Blue Sky Photos)

パターグリップは様々な種類がある(写真はリッキー・ファウラーの使用グリップ Photo/Blue Sky Photos)

「太い、細い」「重い、軽い」をどうチョイスする?

クラブフィッター小倉です。今回は、前回に引き続き、パターがテーマです。先日開催されたマスターズの中継を見ていて、パターのグリップが数年前に比べて、さらに種類が増えたなと感じました。特に目についたのが中尺タイプ。グリップが長くなっていて、余らせて握ると、カウンターバランスの効果があり、繊細なタッチを要求される高速グリーンにマッチしていたのでしょう。

パターグリップは、ショット用のグリップとは違い、様々な種類があります。以前は、太さと重さぐらいだったのですが、最近では、中尺用が登場し、長さが追加されました。それぞれの効能を簡単にご説明すると、

・グリップが太いほどリストが使いづらくなり、手先での余計な操作が軽減できる。

・グリップが重いほどヘッドの重さが感じにくくなり、細かなコントロールがしやすくなる。

・長いグリップは握る部分を変えることで、振り心地を変えることができ、短く握ったときには、カウンターの効果が発揮される。

といった感じです。「太さ」と「重さ」は、言い換えることができ、

・細いほどリストが使いやすくなり、手先での操作がしやすくなる。

・軽いほどヘッドの重さが感じやすくなり、重さを感じながらゆったりとしたストロークがしやすくなる。

とも言えます。

グリップに関しては、「太い」「細い」、「重い」「軽い」は自分がどうしたいかによって選ぶべきであり、良い悪いではありません。選び方としては、今使用していているグリップにどんな不満があるか? という点から太さや重さを選ぶことが大切です。

私自身は、もう10年以上も同じグリップを愛用しています。購入したパターの純正グリップが気に入った場合は、そのまま使いますが、ちょっとでも気になる点があるとすぐ愛用グリップに替えてしまいますね。そのほうが安心できますし、不安がなくなりますから。

パッティングは、どんな小さなことでも不安や気になる点があると、スムーズなストロークがしにくくなります。そういった要素を極力排除することで、スムーズなパッティングが可能になり、パット数も減ってくるはずです。皆さんの今お使いのパターのグリップは、100パーセント気に入っていますか?

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