ツアー史上はじめて2組の双子(アメリカのクーディ兄弟とデンマークのホイガード兄弟)が出場し話題の大会。しかし初日の主役はやはり初出場のアイルランドペアだった。
息の合ったプレーで11バーディを奪ったマキロイ&ローリー組。2人は幼馴染みでジュニアの頃から一緒に戦っていた親友。普段から行動を共にし昨年イタリアでおこなわれたライダーカップでは欧州チームのエースとして勝利に貢献。奥様同士も仲が良く家族ぐるみの付き合いだ。
「僕らには共有してきた歴史があります。お互いを上手く補い合いながら思いを1つにする。コースの内外で良い関係にあると思っています」とチームワークの良さを強調したマキロイ。
じつはこの大会に出場するに当たって「一緒に出て欲しい」と持ちかけたのはマキロイのほう。「彼(ローリー)からメールで返事が来たのがちょうどクリスマスの頃。僕にとってはちょっとしたクリスマスプレゼントをもらったような幸せな気分でした」。
昨秋マキロイは地元アイルランドの新聞に「シェーンは僕の最大の理解者。素晴らしい人がそばにいてくれて、常に良い影響を与えてくれます。彼と一緒にいることでより良い人間になれると思っています」と語っている。
大会前の火曜日会場のあるニューオリンズに到着した二人は練習ラウンドではなくTPCルイジアナのショートコースでチップ&パットを楽しんだ。まるで彼らが子供だったときのように笑顔が絶えない時間だった。
「これからの数日いくつか良いレストランの予約が取れたんです」と楽しそうに語ったマキロイ。記者がローリーに「どのレストラン?」と尋ねると彼は「知りません。僕はいわれたところについて行くだけ。マキロイはチームのキャプテンだから」と笑った。
2日目以降も竹馬の友ペアに注目だ。