※データは4月17日現在
レックス倉本が解説!
高校卒業後、米国の大学に進学して活躍。その後プロゴルファーに転向して世界中のツアーでプレーしたのち、ゴルフ専門チャンネルの解説者に転身。現地で取材を重ね、選手とのパイプも太い。現在は帰国し、各種メディアで活動を続ける
松山英樹
11年の「マスターズ」で27位に入り、日本人初のローアマチュアに輝いた。また同年のJGTO「三井住友VISA太平洋マスターズ」で史上3人目のアマチュア優勝を果たし、13年にプロ転向。同年はシーズン4勝を挙げ、ツアー初のルーキーで賞金王を獲得した。14年からPGAツアーに主戦場を変え、早速「ザ・メモリアルトーナメント」で初優勝。16年「WMフェニックスオープン」で2勝目、同じ年の「日本オープン」で国内メジャー初制覇を遂げている。ハイライトは21年の「マスターズ」。日本人男子初の4大メジャー制覇を達成。24年「ジェネシス招待」でチェ・キョンジュ(韓国)を抜いてアジア勢最多となるPGAツアー9勝目を挙げた。誰もが認める日本のエース!
15’11(10位)
0.712(1位)
1.140(11位)
●50ヤード‐125ヤードのアプローチ
●SGアラウンド・ザ・グリーン※
●SGトータル※
※SGアラウンド・ザ・グリーンとはグリーンの端から30ヤード以内のアプローチショットでどれぐらい稼いだかを示す数値のこと
※SGトータルとはパッティングを含めたショットすべてで稼いだ打数を示す数値のこと
“世界のヒデキ” のソフトロブ
「クラブは円運動、軸は垂直をキープ」(レックス)
「アドレスをややハンドレイトにして、ウェッジのバウンスで地面を弾きやすいようにセットしています。その状態を保ったままトップの位置へ。リストコックを少しだけ使っています。背骨を中心にゆっくり円軌道で振り下ろし、ややインサイドにヘッドを入れてボールをフェースにしっかり乗せ、グリップエンドが左股関節を向くようロフトをつけながら振り抜くのでスピンもかかります。体の軸が垂直を保ち続けるのはさすがです」(レックス)
ウィル・ザラトリス
2014年に「全米ジュニア」を制覇。名門・ウェイクフォレスト大学で実績を積み、大学を中退し、18年にプロ転向。2020年には「全米オープン」で6位に入るなど成績を残し、『スペシャルテンポラリーメンバー』としてフル出場権を獲得。2021年「マスターズ」では松山英樹と優勝争いを繰り広げて2位。さらに2022年には「全米プロ」と全米オープンで2位に入り、「全英オープン」を除いた四大大会で2位入賞となった。同年の「フェデックス・セントジュード選手権」で念願のツアー初優勝を挙げた。好調のザラトリスだが、5月2日から行われているザ・CJカップ・バイロン・ネルソンは腰痛再発のため欠場。
●10ヤードからのスクランブリング
●スクランブリング※
●SGアプローチ・ザ・グリーン※
95.45%(24位)
59.46%(1位)
0.720(11位)
※スクランブリングとは、パーオンしなかった場合にパーかバーディでホールアウトする確率のこと
※SGアプローチ・ザ・グリーンアプローチショットでどれくらい稼いだかを示す数値のこと
“今季好調男” ザラトリスの左足上がりピッチ&ラン
「左右対称、振り子アプローチのお手本」(レックス)
背骨を中心軸に肩の回転でクラブを振るだけ、シンプルな動きのザラトリスらしい打ち方。トップでも手とクラブが体の前にあるのは教科書通り。そこからヘッドが加速し過ぎないように肩の回転で振り下ろしてインパクト。ヘッドを加速させ過ぎないので距離感が出やすくなります。ロフトを立たせたハンドファーストの構えのままインパクトしている点も見事。フォローでも手とクラブは体の前。振り子アプローチのお手本です。
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「週刊ゴルフダイジェスト」の2024年5月7&14日合併号では今回紹介した松山英樹、ウィル・ザラトリスの他、2024年マスターズ覇者のスコッティ・シェフラーのスウィングなど、計8名の選手を掲載。続きは週刊誌かMyゴルフダイジェストをチェック!
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