女子プロゴルファーのお気に入りの一本をピックアップする【FAVORITE CLUB】。第7回目はドライビングディスタンス13位の宮田成華に聞いた。
宮田成華はTPD単年登録でツアーに参戦しながら2019年に4度目のプロテストで合格。同期には西村優菜、山下美夢有、笹生優花、西郷真央、安田祐香らが名を連ねる92期生だ。当時から「ショットが得意で好きなくクラブはドライバー」と話していた通り、お気に入りの一本を聞いてみると「ドライバー」を挙げてくれた。
昨シーズンから使い続けるキャロウェイ「パラダイム♦♦♦」でロフトは10.5度をネック調整機能もスタンダードの位置で使用している。
「顔がカッコイイし、雨でも滑らないし、ドローもフェードも打ち分けられるんです。もちろん飛距離も出ます」(宮田成華、以下同)
それまでは同じくキャロウェイの「マーベリック」を3年くらい使用していたが、このヘッドに出合ってから持ち前の飛距離に方向性も向上したという。ディープフェースで操作性が良くハードヒッターであってもスピン量も増えすぎないという特徴を持つ「パラダイム♦♦♦」。そして10.5度のロフト角を選ぶことでやさしく球も上げられているようだ。
「持ち球はフェードなので左に引っかけるのは嫌なので、シャフトを毎週のようにテストしていたのですがこのシャフトでハマりました」
シャフトはフジクラ「24ベンタスブルー」の60グラム台のSシャフトという女子にしてはハードなスペックをさらにチップカットして使用しているという。その甲斐もあってか取材した翌週の「KKT杯バンテリンレディスオープン」では初日の最終18番パー5で2オンからのイーグルを奪取し好スタートしていた。
宮田成華のドライバーショットにも注目してみよう。