![画像: 出場試合6連続優勝の記録に挑むネリー・コルダ(写真は2024年のシェブロン選手権 撮影/Blue Sky Photos)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2024/05/08/45fa3f081a6f085e9b7368dd0e2deace61b33282.jpg)
出場試合6連続優勝の記録に挑むネリー・コルダ(写真は2024年のシェブロン選手権 撮影/Blue Sky Photos)
タイガー・ウッズは1999年のシーズンを4連勝で締めくくった。翌シーズンがスタートすると開幕のメルセデスチャンピオンシップ(現セントリー)から2連勝。6連勝目となったAT&Tペブルビーチプロアマでは最終日に7打差を逆転し栄冠に輝いている。
2000年はタイガーにとって象徴的な1年だった。7連勝を目指したトリー・パインズ(現ファーマーズインシュランス)ではフィル・ミケルソンに優勝をさらわれ2位タイに終わって連勝記録はストップ。しかしその後12試合中7回の優勝(年間9勝)を成し遂げている。
![画像: タイガー・ウッズは2006年から2007年にかけて7連勝を達成している(写真は2024年のマスターズ 撮影/Blue Sky Photos)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2024/05/08/6d124003737492b3e5e2a0da93914d97dac52407.jpg)
タイガー・ウッズは2006年から2007年にかけて7連勝を達成している(写真は2024年のマスターズ 撮影/Blue Sky Photos)
そのなかには15打差の圧勝を飾ったペブルビーチでの全米オープン制覇に加え全英オープン、全米プロゴルフ選手権のメジャー3連勝が含まれ、翌年のマスターズでタイガースラム(年を跨いでのグランドスラム)を達成。まさにキャリアのピークを謳歌していた。
それだけではない。2000年はキャリアのピークといわれたが最愛の父・アール氏が亡くなった06年から翌07年にかけて7連勝を記録しているのだ。
父の死後、復帰戦を戦った全米オープンでの予選落ちはショックの大きさを物語っていたが、続くメジャー全英オープンで勝利。そこから07年のビュイック招待まで7連勝したのだから強靭なメンタルは他の追随を許さない。
もう1人タイガーと並ぶ6連勝をマークしているのがベン・ホーガン。1949年に自動車事故で瀕死の重傷を負いながら翌年の全米オープンで奇跡のカムバックVを果たし、53年にはマスターズ、全米オープン、全英オープンで優勝している超人だが、事故に遭う前年(48年)すでに6連勝を達成している。ちなみにその年彼は年間10勝を挙げている。
![画像: ベン・ホーガンは1948年に6連勝を達成](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2024/05/08/2cc1949a2d43806eac391a18892e82cd4e16c83b.jpg)
ベン・ホーガンは1948年に6連勝を達成
しかし上には上が。1945年バイロン・ネルソンは今後も破られないであろう11連勝を記録している。しかもその年30試合に出場し11連勝を含む18勝をマーク。2位が7回。全試合でトップ10入りという途轍もない記録を打ち立てている。
![画像: バイロン・ネルソンが1945年に11連勝を達成。この記録は未だ破られていない](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2024/05/08/8f5d24af3204fa3d97addb6b0fbdb0553f7789ce.jpg)
バイロン・ネルソンが1945年に11連勝を達成。この記録は未だ破られていない
若き世界ナンバー1、コルダが女子ゴルフの新記録6連勝を樹立するのか? 注目だ。