100ヤードショットの成功率が上がれば、パー5の3打目で100ヤードを残すなどマネジメントの幅が広がってスコアが底上げされるのは間違いない。ところがなかなか上手くいかないのは一体なぜ? ということで「月刊ゴルフダイジェスト」の2024年6月号では、松森杏佳プロにその理由や対策を聞いているが、「みんゴル」でもその一部を紹介しよう!
画像: 100ヤードの打ち方を教えてくれたのは松森杏佳プロ。東京都出身。2017、18年と連続でフジサンケイレディス3位などツアーで活躍。昨年から芝浦の「LinkPerformance Studio」にてレッスン活動を開始。姉はプロゴルファーの松森彩夏(撮影/三木崇徳)

100ヤードの打ち方を教えてくれたのは松森杏佳プロ。東京都出身。2017、18年と連続でフジサンケイレディス3位などツアーで活躍。昨年から芝浦の「LinkPerformance Studio」にてレッスン活動を開始。姉はプロゴルファーの松森彩夏(撮影/三木崇徳)

100ヤードは52度! のゴルファーに質問。その成功率は何パーセント?

練習さえすれば8割で打つほうが簡単

100ヤードでPWや48度を持つことはなんとなく嫌というのもあり、52度のウェッジで打つという人が多いが、まずはそこが問題だと言う松森。

「みなさんも会心の当たりをしたら52度で100ヤード飛ぶかもしれませんが、じゃあその成功率はどれくらいなのか考えてほしいです。そもそもウェッジは重量があってフルショットが難しいクラブなのに、それを力みながら打っていたらナイスショットの確率は低くて当然。ひとつ上の番手で8割スウィングで打つほうが、グリーンに乗る確率は断然高いはずなんです」

しかしアマチュアには8割スウィングも簡単ではない……。

「それはフルショットの練習しかしてないから。しっかり練習すれば、必ず武器になりますよ」

画像: 「私は48度の8割スウィングを基本にしています」と松森プロ

「私は48度の8割スウィングを基本にしています」と松森プロ

52度でも余裕をもって打てますか?

ウェッジを100%のフルショットで芯に当てることは難しいため、52度で力まずに振って100ヤード飛ぶことが条件。52度で力んでしまう人は48度を基本にするべき。違うロフトピッチのセッティングでも同じで100%の力で100ヤードを打つクラブより、1つ上の番手を基本にすべきだ

松森プロが推奨する「52度で打って良い人」

●ドライバーのヘッドスピード41m/s以上
●ドライバーでコンスタントに240Y飛ぶ

100ヤードが乗らない“3つ”のパターン

パターン① 飛びすぎ

画像: 上体が突っ込んでしまう悪い例

上体が突っ込んでしまう悪い例

力んで上体がかぶって左奥へ引っかけ

飛ばすためにロフトを立て打とうとすると、上体で突っ込みやすく肩がかぶって引っかける。左奥の次打が難しいゾーンに外してしまう

パターン② 飛ばなすぎ

画像: リリースが早いとロフトが寝てしまうため、番手通りの距離が出せない

リリースが早いとロフトが寝てしまうため、番手通りの距離が出せない

右足体重でリリースが早くてショート

基本的なスウィングが右足体重だとウェッジでも左足に乗れず、手で当てにいくためリリースが早くなりロフトが寝て当たる

パターン③ シャンク

画像: 手元が浮くとフェースが開くか、シャンクが出てしまう事も

手元が浮くとフェースが開くか、シャンクが出てしまう事も

上体が浮いて右へ飛ぶかシャンク

力むとインパクトで上体が浮いてしまう人が多い。手元も浮くからフェースが開いて当たるか、シャンクが出るパターンもある

構成/重富由美子 
写真/三木崇徳 
協力/季美の森GC

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※100ヤードを真っすぐ飛ばす“コツ”は月刊ゴルフダイジェスト6月号、Myゴルフダイジェストにて掲載中!

過去記事を参考にして100ヤードを上達しよう!

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