現地時間の5月28日、全米女子オープンが開催されるランカスターCCにて、尾関彩美悠が櫻井心那、イングリッド・リンドブラッド(スウェーデン)、シドニー・マイケルズ(アメリカ)との練習ラウンドを実施。尾関のキャディを務める丹野啓介氏がコースの印象をレポート!
画像: プロキャディの丹野啓介氏

プロキャディの丹野啓介氏

丹野啓介氏

昨年の三菱電機レディス2023ではリ・ハナのキャディを務めて見事優勝へ。
尾関彩美悠のキャディとして自身初めての海外メジャーに挑む!

フェアウェイキープがコース攻略の大きな要

画像: 尾関彩美悠、櫻井心那、イングリッド・リンドブラッド、シドニー・マイケルズでの練習ラウンド(提供/丹野啓介)

尾関彩美悠、櫻井心那、イングリッド・リンドブラッド、シドニー・マイケルズでの練習ラウンド(提供/丹野啓介)

コースの印象としては距離が長くグリーンの傾斜が強いということ。コース内も高低差が結構あります。例えばパー4のホールではティーショットが打ち下ろしでもセカンドが打ち上げになったり、パー3は打ち下ろしが多くて、風のジャッジが難しいです。

フェアウェイやラフは北海道のようなベント芝で、ラフの長さも長いです。ところどころブッシュのような場所もありました。グリーン周りのラフからのアプローチは重点的に練習しましたが、入れてしまうととても難しいショットが要求されるので、しっかりとフェアウェイキープをする必要があります。

画像: ラフが長く、フェアウェイキープが重要になってくる(提供/丹野啓介)

ラフが長く、フェアウェイキープが重要になってくる(提供/丹野啓介)

昨日雨が降った影響もあるとは思いますが、グリーンの硬さはそこまでありません。速さもとても速いという感じはありませんが、傾斜が強いので止まらない場所も多々あって、そこに落ちてしまうとグリーンエッジまで落ちてしまうことも。ホールによってはその下のエプロンの部分(花道)まで刈り込んであって、20〜30ヤードくらい落ちてしまうところもありました。

グリーンに乗せられても、場所を間違えるととても難しいパターが残ってしまうので、ショットの方向性と距離感、どちらも高レベルで求められるセッティングとなっています。

フェアウェイは全体的に狭くはありません。ですが、ホールによってはティーショットがフェアウェイでも前方の木が邪魔をしてセカンドでグリーンを狙えないということも。特にOUTコースはクリークが絡んでいるホールが多くてトリッキーでした。

画像: OUTコースはクリークが絡んでくることが多い(提供/丹野啓介)

OUTコースはクリークが絡んでくることが多い(提供/丹野啓介)

今日は風が強く吹くときもあり、フォローのホールは長く感じませんでしたが、アゲンストが吹くホールはパー4のセカンドでスプーンを打つことが数回ありました。本戦でも風次第では難易度が大きく変わると思います。

今大会はパー70の設定のためパー5が2ホールしかありません。その2ホールとOUTコースの短いホールでバーディを取ること、そのほかは無理せずパーを拾っていくこと、しっかりとフェアウェイキープしてセカンドを狙えるところから打つことが課題だと思っています。

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