"下道&車中泊"で2100を超える全国のゴルフ場完全制覇に挑戦中の62歳の現役サラリーマン・木村公一さん。自身を漢字から「はむいち」と自己紹介する。漫画『釣りバカ日誌』のハマちゃんこと浜崎伝助が「釣りバカ」なら、はむちゃんは「ゴルフばか」。そんな「はむちゃん」の痛快(!?)ゴルフ人生を綴った「ゴルフばか日誌」の第15話目です!

仕事ゴルフで高速代は請求できても下道です!

今回は仕事の京都出張をかねて金曜日に日清都カントリークラブ、翌土曜日に同じ京都のるり渓ゴルフクラブでラウンドしました。

5月23日(木)朝9時に清洲城を出発。下道を一路南下、明日香村で国道23号を西へ、四日市→亀山→伊賀の壬生野インター→大津→石山寺を経由、ホテルモントレ京都に13時到着。仕事での出張なので高速を使っても高速代は会社に請求できるが、律義に下道で(笑)。

13時半から広告関係全国10社の代表が集まる会議に出席。18時から八坂通りの「燕楽」で宴会。芸妓さんとの「金毘羅船々」は最後に引っ張り出されて、恥ずかしながらゴルフの集中力をイメージし、私だけ芸妓さんに勝利。やればできるがや(笑)。祇園「しろ」での二次会終了後、すぐホテルに戻って23時就寝。

5月24日(金)朝4時起床。5時半出発。セブン-イレブンで買った、おにぎりの昆布とおかか、カップみそ汁548円を10分で食べる。

ゴルフ組は18名。私以外はジャンボタクシーで日清都CCへ。私は愛車でみんなより1時間早く6時に到着。ゆっくり練習しようと思ったら、受付は6時45分から。クラブハウス内を見学して時間を潰す。とてもきれいなクラブハウス。ロッカールームもトイレも清潔で、さすが食品会社のゴルフ場だと感心。

画像: 写真左/クラブハウス前にある日清食品創業者、安藤百福翁の銅像。翁もゴルフ大好きだったそうな。写真右/クラブハウスロビーにあった、チキンラーメンのマスコット。オネストの賞金で買いたかったけど、節約、節約(笑)

写真左/クラブハウス前にある日清食品創業者、安藤百福翁の銅像。翁もゴルフ大好きだったそうな。写真右/クラブハウスロビーにあった、チキンラーメンのマスコット。オネストの賞金で買いたかったけど、節約、節約(笑)

8時19分宇治コーススタート。昨年大幅にコース改修をしたそうで、私の距離計は役に立たず。その都度、キャディさんに距離を聞きながらラウンド。当初、総距離は6000ヤードに満たないと聞き、楽勝と思ったら、1打目の着地点とグリーン周りはバンカーだらけ。しかも大きい。アゴは高くないが、同伴の福岡の社長は何度か入れて四苦八苦。大叩きしたものの、結果は、この社長が新ペリのハンデに恵まれて優勝。グロス51・48の99。ネット71.4。

画像: 写真左/日清都CC醍醐コース9番のティーイングエリア後方には日清カップヌードルのマークが(グリーン側から撮影)。写真右/ランチは日清特製しょうゆラーメンチャーハンセット(1580円)

写真左/日清都CC醍醐コース9番のティーイングエリア後方には日清カップヌードルのマークが(グリーン側から撮影)。写真右/ランチは日清特製しょうゆラーメンチャーハンセット(1580円)

私は3パット3回、4パット1回やらかして49・47の96。でも、そこが隠しホールだったようでネット3位。賞品は愛媛の高級みかんジュースをいただきました。ちなみに2位も私たちの組の広島の社長でした。

今回のコンペには面白い企画がもう1つあり、いわゆる「オネストジョン」。ゴルフ好きの人ならご存じでしょうが、英語の「正直者」を意味する慣用句に由来する遊びで、スタート前に自分の予想スコアを幹事に申告。プレー終了後に実際のスコアとの差を競うもので、前半と後半に隠しホールを1つずつ設け、そこは何打叩いてもパーで計算し、スコアの調整を防ぐのだそう。ただ申告打数より多くても少なくても罰を受けるというワケのわからないルールを初体験。なんと、最終ホールのパーパットを外したのが幸いしたのか、事前申告が95だったために、オネスト2位に。超ラッキーでした(笑)

画像: 日清都CCのコンペの3位賞品、愛媛の高級みかんジュース

日清都CCのコンペの3位賞品、愛媛の高級みかんジュース

コンペに参加した皆さんは北海道から九州の福岡まで、全国各地に帰るので16時にバス出発をお見送り。私はゆっくり道の駅「能勢(くりの郷)」に向かいました。

画像: 24日の夕食と25日に朝食、計1248円。予算オーバー(笑)

24日の夕食と25日に朝食、計1248円。予算オーバー(笑)

京都の街は欧米からのインバウンド観光客であふれ返り、渋滞が半端なし。睡魔との闘いがきつかったですが、ファミリーマートで夕食と、明日の朝食を買い、18時半に道の駅に到着。反省文を書いて夕食を食べ、20時に就寝。

5月25日(土)朝4時起床、昨夜の残りのおにぎり、納豆、豆腐をチャチャッと食べて朝食を済ませ、5時に出発。るり渓GCは、途中の道が細くて対向車とのすれ違いは大変でした。

5時半にるり渓GCに到着。標高650メートルの「るり渓高原」に位置する27ホールの高原リゾートコース。京都市内より平均気温が5~6度低いそうで、クルマを下りたら寒いのなんのって。この朝は気温10度で、強風がビュービュー吹いて思わず身震いしたほど。冬用のジャンパーが車内に残っていたので助かりましたが、昨日の昼間の気温30度と比べると20度の差はさすがにこたえました。

6時39分、東スタートの早朝スルー。「1人予約」の早朝スルーは、同伴者がどんな人かわからないため、いつも硬い雰囲気でスタートするものの、本日の同伴者は3人とも気さくな人ばかり。とくに若い井上陽平さんが「はむちゃんのゴルフばか日誌」の愛読者だったために話が弾んですぐ打ち解けました。 

画像: るり渓GCの同伴者。左からはむいち、井上陽平さん46・46の92。ベースボールグリップで300ヤード飛ばす西口務さん46・45の91。昆田昌三さん50・43の93

るり渓GCの同伴者。左からはむいち、井上陽平さん46・46の92。ベースボールグリップで300ヤード飛ばす西口務さん46・45の91。昆田昌三さん50・43の93

東コースは松林に囲まれ、池越えホールもあって、美しくフラット。我ながら気持ちを集中できて44の12パット。トータルスコアも同伴者3人よりよくて内心ムフフ。

ところが、後半の丘陵コースである中コースでは、いきなりOBを連発。5ホール終わって13オーバーに。「こりゃあ90切りは無理」と判断し、目標を100切りに変更したら、残り4ホールをボギーで凌ぎ、結果17パットの97。スコアも3人にも逆転負け。でも17回連続で100切りを達成したのでよしとしましょう。

12時にホールアウト。クラブハウスの風呂はすべて個室シャワーで、浴槽が真ん中にある特徴的な造り。過去1010カ所回ったゴルフ場のなかでもこのような造りは初めて。

画像: るり渓GCの中コース1番パー4、ティーショットが右に撥ねてOBのダブルパー

るり渓GCの中コース1番パー4、ティーショットが右に撥ねてOBのダブルパー

13時にるり渓GCを出発。京都市内の渋滞と眠気のために何度も休憩・爆睡し、往路と同じ道を逆走して、20時に清洲城に無事帰還。仕事ゴルフとプライベートの切り替えが難しかった、ってことは全然なかったがや(笑)。

●日本のゴルフ場1011カ所目
●今回の総走行距離:429キロ
●今回の経費:日清都CC1万8600円、るり渓GC1万1365円、ガソリン代7722円、飲食費3287円、合計4万974円

次回は仙台カントリー倶楽部 名取コース。またもや仕事絡み。週末に家の仕事があるので、1日だけの遠征です。残念。

Arrange/Kenji Takahashi

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