「TSR」以来、2年ぶりのNEWモデル
タイトリストが前作「TSR」シリーズから2年ぶりとなる新ドライバー「GT」シリーズを投入すると公式SNSで発表した。お披露目は6月6日から開催される「ザ・メモリアルトーナメント」からとなる。すでにヘッドのデザインも明らかになり、契約プロがテストする映像が公開されている。
タイトリストは、2018年に登場した「TS2/TS3」以来、「TSi」(2020年)、「TSR」(2022年)と3代続けて、「TS」というブランドで展開していたが、今回のモデルはその名称を一新。「GT」という新たなシリーズとなるようだ。
気になる性能だが、外観からはウェイト位置の変更が気になる。弾道調整機能「SureFit CG トラック」が後方に設置されていた「TSi3」や「TSR3」とは異なり、「GT3」の可変ウェイトの位置はフェースにより近いところにある。一般的に言えば、より浅重心となる変更だ。
写真や映像ではわかりにくいが、「GT2」にはヘッドのかなり後方にウェイトポートが設置してある。一方、「GT4」はソール前方に固定式ウェイトがある。このあたりはヘッド性能に直結しそうなところだ。
R&Aの適合リストに掲載されたのは、「GT2」、「GT3」、「GT4」の3機種。大ぶりでもっとも寛容性が高い「TSR1」の後継モデルに相当するものはまだ掲載されていないが、過去モデルの傾向から推測すると、今後登場する可能性は高いだろう。
現地取材しているゴルフダイジェストのカメラマン・Blue Sky Photosの情報によると、ウィル・ザラトリスはすでにこの「GT」シリーズで練習ラウンドを行ったという。このまま実戦投入があるかもしれない。
ラドビッグ・アバーグやウィンダム・クラークはテストのみを行ったようだ。アバーグはフェース面の感触の違いを少し気にしているようだったという。詳細はまだわからないが、「TSi」や「TSR」では新素材を採用したフェース性能が非常に評価が高かったため、今回も新たなフェースを採用した可能性もある。
「TS」シリーズ以降、PGAツアーでドライバー使用率1位を続けているタイトリストの6年ぶりの新シリーズ、「GT」の動向に目がはなせない。
PHOTO/Blue Sky Photos