ひざを使うのは「重心がブレず、軸を中心に綺麗な回転ができること」が前提
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ボールを飛ばすための動きにはいろいろありますが、下半身の動きというのはとても大切です。「ニーアクション」と言われる、ひざの動きもその一つですが、どういう動きをすればいいのかってのが難しい。週刊ゴルフダイジェスト6/18号の連載マンガ「フジタの時間」に、そのニーアクションのことが書かれていました。なんでも、ニーアクションを使えば飛距離は伸びるけれども、まずはひざを使わないスウィングを覚えることが大事とのことです。いったいどういうことなのでしょうか?
記事によると、ゴルフで最初に覚えるべきなのは「リストターン」で、できるだけ最後に覚えたほうがいいのが「ニーアクション」なんだそうです。ひざを大きく使ってスウィングをするプロは多いですが、共通しているのは重心がブレず、軸を中心に綺麗な回転ができていること。その動きを身につけないまま、ひざを使ってしまうと土台である下半身がグラつき、ミート率が下がるということです。
ミスヒットが多い人や、ひざの動かし方に悩んでいる人は、まずひざを一切使わないスウィングを覚えることから始めるのがいいと藤田プロは言っています。ひざを使わないスウィングをしっかりと覚えて、それからニーアクションを使うことを覚えれば、スピードが上がり、飛距離も伸びるということなんですね。
ひざの位置を固定できる、ボールを使った練習ドリル
一切ひざを使わないスウィングを覚えるためには、両ひざに大きめのボールを挟んで打つドリルがいいそうです。両ひざに挟んだボールがフィニッシュまで落ちないように、ひざの位置を固定してコンパクトにスウィングするのがいいようです。
さっそくボールを挟んで打ってみましたが、なかなか難しいです。いつも通りに打ってしまうと、トップの手前でボールがグリンとなって落ちそうになるし、フィニッシュのときもボールが落ちそうになります。やはりかなりひざの位置を意識して、コンパクトに振らないとフィニッシュまでボールを落とさずにスウィングするというのは難しいですね。それを意識して何球か打っていると、だんだんと上手く打てるようになってきます。インパクトも安定してくるし、軸がしっかりとしてくる感じがします。
ボールを両ひざに挟んで打つことに慣れて、感覚がつかめてきたらボールを外して打ちます。ボールがなくても、ひざが正面を向いたままで打てるようにします。最初はボールを挟んでいるときのようにコンパクトに振ってみて、だんだんスウィングを大きくしてみました。
フルショットに近いショットでも、ひざが正面を向いたままの意識で打つと、けっこう安定して打てるような気がします。フルショットになると、全くひざを動かさないということは出来ないのですが、ひざの向きが正面を向いていることをイメージしながら打つと、左右への体のブレが少なく、いいプレーンで振れるように感じました。
その後、いつものようにスウィングしても、ひざの動きが大きくなりすぎないせいか、今までよりも安定したインパクトで、方向性も良くなりました。普段のスウィングでの無駄なひざの動きがなくなるのかもしれません。
これは普段の練習にとりいれるのがとても良さそうだし、ラウンド前にやるのもとても良さそうに思いました。ボールは100円ショップなんかでも売っているので、ぜひみなさんも一度試してみてください。