ジョーダン・スピース自身は50台をマークしたことがない。だが違った意味で”59”に縁がある。そのワケは?
画像: ジョーダン・スピース自身は50台をマークしたことがない

ジョーダン・スピース自身は50台をマークしたことがない

トラベラーズ選手権の3日目、スピースはキャメロン・ヤングと一緒の組で回った。本人の調子は「今ひとつだった」そうで、6番のパー5をダブルボギーとし、後半も13、14、15番で3連続ボギーを叩き、2オーバーで順位を落とした。

ところが同伴プレーヤーのヤングは絶好調。出だしの4ホールで1イーグル3バーディを奪い、その後も順調にバーディを重ね、15番パー4でダメ押しのイーグルをマーク。ゴルファー垂涎の59(11アンダー)を達成したのだ。

最終日も出だし4連続バーディの好スタートで「またも50台達成か!?」とささやかれたが失速、9位タイに終わった。PGAツアーで50台をマークしたのは今回で13人目。

めったにないことだから、当然それを同じ組で目撃する選手も少ない。しかしスピースが50台に立ち会ったのは、これが初めてではない。

17年のソニーオープン・イン・ハワイ初日、同伴プレーヤーのジャスティン・トーマスが「59」をマークしており、今回が2回目。これはツアーの最多目撃数の記録に違いない?

ヤングはスピースとの組み合わせについて「すごく回りやすい。誰もが知っているとおり、彼はすごくいい人だし、楽しくプレーできる」と言い、「僕を応援してくれる人なんてわずかだったけれど、スピースにはいつも大勢のギャラリーが付いているので、ホールが進むごとに彼のファンが僕のことも応援してくれた。

ギャラリーの存在も上手く流れに乗れた一因だし、スピースみたいな素晴らしいプレーヤーと回るのは本当に楽しい」と好アシストがあったと認めた。

トーマスは言わずと知れたスピースの親友。ジュニア時代からのライバルで一緒にプロへの道を駆け上がり、ともにメジャーチャンピオンに輝いた。

相性の良さはお墨付きだ。スピースと回ると好スコアが出る? 

次はだれが59で回るのだろう。いや、ぜひ本人にも出してほしい。

※週刊ゴルフダイジェスト2024年7月16日号「バック9」より

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