LPGAツアーのメジャー第4戦アムンディ・エビアン選手権がフランスのエビアンリゾートGCで開幕。現在ポイントランク3位につける古江彩佳が6バーディ、ノーボギーの65をマークし首位(3人)と1打差の4位タイと絶好の滑り出しを見せた。パリ五輪代表の座は最後の最後で全米女子プロ2位の山下美夢有に逆転され逃したが、その悔しさをバネにメジャー初戴冠を目指す。
大会がメジャーに昇格する前、宮里藍が2度栄冠に輝いているエビアンリゾートGC。当時からコースは改造されたもののレマン湖を望む美しい景観はそのままだ。
22年のこの大会で自身のメジャーベストスコアの63をマークしている古江だが、この日の65は2年前に次ぐメジャー2番目の最少スコア。
パーオンを逃したのは1ホールだけとショットが絶好調で「前半ちょっとリズムを掴めない感じでしたが後半バーディをいっぱい獲れて良かったです」と満足そうな笑顔を見せた。
今季は優勝こそないもののトップ10入り8回とネリー・コルダさえ追いつけないシーズン最多トップ10入り。しかもトータル216個のバーディ(大会初日の6バーディを追加すると222バーディ)を奪いバーディ数ナンバー1。平均ストロークも70.138でコルダに次ぐ2位につけている。これらの数字はいかに彼女が安定したプレーを続けているかの証だ。
ポイントランクは現在3位だがトップ5入りなら2位に浮上する可能性が出てきた。エビアンは4度目の出場で21年には4位に入り相性はまずまず。攻めのゴルフで念願のメジャー初勝利を目指したい。
その他の日本勢は今季日本ツアー3勝の竹田麗央が5アンダー66、10位タイと好発進。西村優菜がコルダらとともに21位タイ。
日本が誇る2人のメジャーチャンプ、渋野日向子と笹生優花に加え、山下、畑岡奈紗、西郷真央はイーブンパー71で52位タイと出遅れている。