レッスンプロを育成(指導)するレッスンプロの先生が教える「ゴルフの教科書(基本)」。フルスウィングしたときに気持ちよく振れるように「ハーフスウィング」からレッスン中。体とクラブをつなぐ「正しいグリップの握り方」を説明するなかで、今回はクラブが振りやすくなるクラブの握り方を解説する。【レッスンプロの先生とレッスンプロの教科書から学ぶゴルフの基本⑬】

左手も右手も親指と人差し指の付け根を右肩に向ける

画像: 左手は2本指の付け根の線がアゴより右を向くように握る

左手は2本指の付け根の線がアゴより右を向くように握る

GD 両手人差し指と親指の付け根を締める、イコール、人差し指と親指の間に線ができることの重要性が段々と分かってきました。ところで、その線の向きはどこを向いているのが正解なんですか?

原田 そうでした。人差し指と親指でできる線と向きと言っておきながら、まだ向きについては話していなかったですね。

GD はい、ぜひ聞きたいです。

原田 この2本の線の向きはですね、私たちが目指すスクエアグリップができているどうかの指標です。左手の線がアゴよりも右、右手の線は左手の線と並行になるので、右肩を指していればスクエアになっています。

画像: スクエアグリップは、左手の線がアゴよりも右、右手の線は左手の線と並行に右肩を指すと覚えよう

スクエアグリップは、左手の線がアゴよりも右、右手の線は左手の線と並行に右肩を指すと覚えよう

GD そこからズレたらダメなんですか?

原田 左手の線がアゴより左、右手の線もアゴより左ならスライスグリップ、左手の線が右肩より右、右手の線も右肩より右ならフックグリップになっていると思ってください。 

GD グリップの大切さ、奥の深さが少しずつ分かってきたような気がします。

次回は「良いグリップの要素」のD「力加減」を学びます。

●原田伝一(全日本ゴルフスクールプロ指導者連盟理事長)

はらだ・でんいち。1955年、横浜市出身。80〜82年、US・NGFインストラクターセミナー参加。ゴルフ指導者について研究を積む。83年、NGF日本ゴルフ財団チーフインストラクター就任。2010年、一般社団法人全日本ゴルフスクールプロ指導者連盟理事長に就任。数多くのレッスンプロを世に送り出している。

正しいクラブの握り方をマスターしよう!

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