ひと手間かけることで、次のプレーが快適になる
クラブフィッター小倉です。今回は、クラブのメンテナンス、お手入れについてです。夏真っ盛りのこの季節、皆さんは、どのようなクラブメンテナンスをされていますでしょうか。ほとんどのコースで、プレー後にクラブヘッドは軽い掃除をしてくれますが、もうひと手間かけることで、次のプレーが快適になると思います。
まずはグローブ。真夏のプレーで使用したグローブは、汗が染み込んでいます。プレー終了後に乾いていたとしても、においや汚れの原因になりますので、何回か使用したら、台所用の中性洗剤で洗い、陰干ししましょう。洗った後に、一度手にはめると形が崩れにくくなります。手の形をしたグローブホルダーといったアイテムも販売されていますので、そういったアイテムを使用するとより、快適にグローブを長持ちさせることができます。革の手袋は洗った後に、ハンドクリームを塗ると良いですよ。
同じようにお手入れしたいのが、シューズとクラブのグリップです。シューズは、防臭スプレーをかけて陰干ししましょう。グリップは、プレー終了後に布で軽く水拭きし、陰干しするだけでOK。汚れがひどいようならグリップエンドを下にして、中性洗剤で軽く擦った後に、水でしっかり洗い流してから陰干ししましょう。こちらも毎回ではなくてよいので、3~4回プレーした後に行えば、グリップの持ちを長くすることができます。
クラブヘッドはコースの方が軽く掃除をしてくれることが多いですが、自分でも掃除する習慣をつけておくと良いですね。クラブヘッドはよく見るとスコアラインやロゴ、最近のクラブでは、脱着可能なウェートなどに芝や土が入り込んでいることが多いです。細かい溝などのゴミをつまようじなどで掃除しておくとクラブの性能を発揮しやすくなります。脱着できるウェートは緩み防止もかねてたまに外してネジ山部分のゴミを掃除し、しっかりと絞めなおしておきましょう。またドライバーで多いのが、ソールに付くティーの跡です。布で拭いても取れない場合は、爪などで軽く擦るか、メラミンスポンジで軽く擦ると取れやすいです。あまり強く擦るとソール自体に細かな傷がついてしまうので、気になる方は、地道に爪などで擦って取りましょう。
真夏の車内は非常に高温になり、クラブに大きなダメージを与えます。クラブやバッグの掃除のクセを付けておくと、車のトランクなどに放置しづらくなるので、結果的に不必要なクラブのダメージをなくすことができますよ。