“ワンレングス”でミスを最小限に!
今回試打をするのは、プロギア「LS フェアウェイウッド レディス」の4番(17.5度)、7番(21度)ウッド。シャフトはメーカー純正の「SPEEDER NX FOR PRGR」、フレックスはL。試打ボールはタイトリスト プロV1。
「LS フェアウェイウッド レディス」は、低重心でやや大きめのヘッドが採用されており、無理せず高弾道の球を打てる設計となっている。また、4番、7番ウッドの長さを統一することで、同一のスウィングで2つの番手を扱えるようになっており、楽にゴルフを楽しみたいと思っているゴルファーにぴったりだという。
同じスウィングで2番手を操作可能!?
江澤 これは4番ウッドも7番ウッドもあまりフックフェースが気にならないので、ぽんと置いたときの感じが好きですね。フェースがしっかり見えているので、球もしっかり上がってくれそうだし、ヘッドが大きく見えて存在感があるので、球をしっかりとらえてくれそうなイメージが湧きます。どちらも同じ長さというのは初めて見ましたね。見慣れないけど面白い!
M美 4番ウッドも、7番ウッドのやさしさで打てるようにとワンレングスの設計を採用しているようです。長さを揃えるだけではなくて、ヘッドの重さ、ライ角、重心の位置も揃っているので、7番ウッドのスウィングで4番ウッドも打てるようになっているとのことです。
江澤 なるほど。4番ウッドは長さのあるクラブという認識があるので、短いのには少し違和感を感じますが、地面から打つならクラブは短いほうが簡単なので、この長さでしっかり飛距離が出るならいいかもしれません。
実際に打ってみた!
ドライバーはヘッドスピード35m/sで試打計測を行っていたため、フェアウェイウッドは少し落とした32〜33m/sで試打してもらった。
<4番ウッド>
弾道 | ややドロー |
---|---|
ヘッドスピード | 33m/s |
ボールスピード | 47.8m/s |
打ち出し角 | 13.5° |
スピン量 | 2876rpm |
頂点高度 | 13m |
キャリー | 149y |
総距離 | 169y |
<7番ウッド>
弾道 | ややドロー |
---|---|
ヘッドスピード | 33m/s |
ボールスピード | 46.4m/s |
打ち出し角 | 16.3° |
スピン量 | 3489rpm |
頂点高度 | 18m |
キャリー | 140y |
総距離 | 163y |
M美 まず4番ウッドどうでした?
江澤 いざ構えてみると、シャフトが短いからか、よりヘッドが大きく感じて、絶対に球を拾ってくれそうという安心感がありました。少しヘッドの重みは感じますが、ヘッドの走り方も打感もいい感じで飛距離も十分だなという印象です。
いい意味で癖のないクラブだと思ったので、どんなクラブを選んだらいいか分からないというような人は、このクラブを起点に「もう少しフックフェースがいいな」とか「ヘッドが軽いほうがいいな」と自分の好みを見つけていけそうだなと思いました。
M美 7番ウッドはどうでした?
江澤 7番ウッドはしっかりフェースも見えるし、高い球が出そうだなと持った印象通りの球が打てましたね。4番ウッドとヘッド重量や重心を揃えているというだけあって、ヘッドの重みも感じましたが、重すぎるということはなくてバランスがいいなって。
やはりこれも癖がないので“ザ・スタンダード”という感じ。フェアウェイウッドが苦手な人も上手く使っていけそう!
江澤プロが選ぶのは4番ウッド!
M美 「LS フェアウェイウッド レディス」の中で1本武器を選ぶとしたら…?
江澤 4番ウッドです! まず、3番じゃなくて4番ウッドという安心感もあるし、そのうえ長さも短くて振りやすい。飛距離もしっかり出るし、せっかく入れるなら4番ウッドで飛距離を稼ぐという作戦はアリなんじゃないかなと思いますね。本当に同じスウィングで2番手とも打てたので、もはやどちらかを選ばずにどちらも採用してもいいかも! (笑)
M美が選ぶのは7番ウッド
「どちらも同じスウィングで打てるのはいいのですが、4番ウッドが短いというのに違和感があって……。でもヘッドは存在感があるので、当たらないんじゃないかという心配は一切なく思い切って振れたのは良かったですね。7番ウッドはしっかりフェースが見えて“よし打てる!” という気持ちで振っていけたし、球も上がって150ヤード近く飛んでくれたので使えるシーンが多そうでいいなと思いました!」
THANKS/サウスゴルフアカデミー