ゴルフ競技スケジュール
男子:8月1日(木)~8月4日(日)
女子:8月7日(水)~8月10日(土)
日本人選手のスタート時間(女子は未発表)
8月1日(木)
松山英樹:16時44分(現地時間9時44分)、中島啓太:18時17分(現地時間11時17分)
8月2日(金)
松山英樹:18時44分(現地時間11時44分)、中島啓太:16時22分(現地時間9時22分)
放送予定
男子
8月1日(木) 17時~ TVer(インターネット放送)
8月2日(金) 17時~ TVer(インターネット放送)
8月3日(土) 17時~ TVer(インターネット放送)
8月4日(日) 17時~ NHK地上波・BS、TVer(インターネット放送)
女子
8月7日(水) 17時~ TVer(インターネット放送)
8月8日(木) 17時~ TVer(インターネット放送)
8月9日(金) 17時~ TVer(インターネット放送)
8月10日(土) 17時~ TVer(インターネット放送)
※男女ともに、すべて生放送予定
池を配した高難度の“リンクス”が舞台、メダルを手にするのは誰だ!?
舞台となるパリ郊外にあるル・ゴルフナショナルは1991年の開場以来、フランスのナショナルオープンであり、昨年久常涼が優勝した「カズーフランスオープン」を開催。2018年にはライダーカップの舞台となった。
コースをよく知るレックス倉本によると、「基本的にコースは平たんでアンジュレーションがあり、遮る木々がほとんどないリンクスタイプですが、いくつもの池が配されて『リンクス』に『池』という要素が組み込まれています。世界のコースを見渡しても、同じようなコースはあまり思い付きません。強い風が吹くことも多く、風によって地面が硬くなると、どこにボールが転がるか分からなくなるうえに、池ポチャのリスクも高まる。そのため飛距離よりも正確性、ボールストライキングの上手さが勝敗を左右します」
「また、五輪特有なのが狙うメダルが3つあること。普段の大会であれば、優勝者しかトロフィは手にできませんが、五輪は金メダルを狙うのか、それとも銅メダルや銀メダルでよしとするのか、その判断ひとつで戦略が変わってくる。そのためメダル圏内にいながら、最後の最後で大きく順位が入れ替わることも考えられます」
国ごとの出場人数の上限が決められているため、とくにアメリカなど世界ランク上位であっても出場できない選手も多い。注目すべきはどんな選手なのか?
「先に言いましたが、同じようなコースは世界にも少ないので、経験値が圧倒的にものをいう。男子でいえばライダーカップや欧州ツアーでこのコースを経験している選手が圧倒的に有利。米国勢はウィンダム・クラーク以外の3人はライダーカップに出場した選手ですが、それ以上にリンクスに慣れているアイルランドのローリー・マキロイやシェーン・ローリー、コースをよく知る地元フランスのマチュー・パボン、スウェーデンの新星ラドビッグ・アバーグらでしょうか。そのほかにも日本ではあまり馴染みがなくても欧州ツアーを主戦場にする選手にはチャンスがあると思います。」
「女子であればボールストライキングに秀でたタイのアタヤ・ティティクルとパティ・タバタナキット。さらに風に強いイメージのあるフランス出身のセリーヌ・ブティエが本命。もちろん日本勢には松山英樹、笹生優花と今年海外で結果を残した選手がいるので、メダル争いに絡んでくる可能性は十分にあります。」(レックス倉本)
3年前の東京五輪では稲見萌寧が銀メダルを獲得したが、再び日本勢によるメダル獲得なるか⁉
ドラマが起きる、最終18番
全体的に難度の高いホールが続くが、レックス倉本がとくに注目だというのが最終18番パー4(女子)、パー5(男子)。
「ティーイングエリアから左サイドに池が延び、グリーンが池で囲まれたホール。それだけでも難しいのですが、最終日など重要な場面ではグリーン右奥にピンが切られる傾向が強い。そうなると2打目でピンを狙っても、少しオーバーするだけで池ポチャになってしまう。左右に曲げないのはもちろんのこと、縦距離もピタリと合わせなければ攻略は不可能。18ホールのなかで最もスコアが動くホールなので最後まで何が起こるかわかりません」(レックス倉本)
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PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Tadashi Anezaki、Shinji Osawa、Blue Sky Photos、Getty Images
※週刊ゴルフダイジェスト2024年8月13日号「パリ五輪・各国の代表選手」より一部抜粋