上がり2,3ホール前から「お片付け」
今回はセルフプレー限定のお話です。たいていのコースでは最終ホールを終えるとクラブハウス前に誘導され、クラブやカートを片付けるスタッフの方々がわらわらとやってきて、口々に「忘れ物はありませんか?」「クラブ確認をお願いします。」「こちらにサインを」「この飲み物は処分して宜しいですか?」と矢継ぎ早に色々おっしゃる。
いやー、ワタクシ、これがもう、たまらなく苦手なんです。確かに、それほど広くないハウス前のスペース。次の組が上がってくる前にカートの中を空にして、一刻も早く移動させたい。そんなスタッフの気持ちは痛いほどわかります。
一方、ラウンドを終えた直後のゴルフアーは、ある意味特別な精神状態にあることが多いと思うのです。プレーを終えて、心地よい疲れに身を任せながら、その日起こった悔しかったこと、嬉しかったことに想いを巡らし、一日のプレーを反芻したい。
スコアが良くても悪くても、その日のプレーの「余韻」を楽しみたい。そんな気持ちは誰にでもあると思うのです。
それが、いきなりわちゃわちゃ言われて、現実に引き戻される。ラウンドの後は、ティーやボール、グローブなど小物をしまったり、持ち物を整理したり。まして酷暑の時期は氷嚢やら、水筒などなど荷物も増えますよね。
こういうの、出来れば落ち着いて、ゆっくり「お片付け」したいと思うのは私だけでしょうか?
だいたい、ここで急かされると、ロクなことがないのです。忘れ物をしてみたり、いつもと違う場所に小物をしまって、次のラウンドで、あ、あれどこだっけ? なんてことになったり。
さすがに毎度の事になので、最近では、だいぶ自衛策を取るようになりました。私の場合、「お片付け」は、上がり2、3ホール前から始めます。
不要なものはバッグにしまい、飲み物は飲み切ってしまう。ゴミも片付ける。
そして最終ホールのティーショットが済んだらドライバーのヘッドカバーを被せ(私はラウンド中、ずっと外して置く派、なんです)。
こうして、カートがハウスに着いた時にはほぼ「お片付け」が終わっている状態にしてしまうのです。スタッフさんに色々言われるのも、想定内。はいはい、って対応してさっさとカートを後にする。
「余韻」は楽しめないけど、その日の「反芻」はお風呂か、車の中でゆっくりと。こうすることで、だいぶストレスに感じることは減りました。
あ、でも、さすがに迷惑だろ、と思うのは、ハウスに到着してもなかなかカートから降りずにスコアの計算やニギリ?の集計に夢中な方々。
これはちょっといただけない。カートからは速やかにハケて、それからゆっくりとが良いでしょう。
プレーを終えたカートでの「お片付け」タイムにについて思うところを書いてみました。皆さんはどうされていますか?