「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」でツアー初優勝を飾った安田祐香。悪天候の中で最後まで攻めたスウィングをみんなのゴルフダイジェスト特派記者でプロゴルファーの中村修が解説。

悪天候のためセカンドカットが実施され27ホールの短縮競技となりましたが、安田選手は初日に7アンダー、最終日は途中1.5時間の中断の中でも2つスコアを伸ばし初優勝を手にしました。

青木瀬令奈選手と仲が良いこともあり、時々アドバイスするという大西翔太コーチは前日夜に「自分が勝つんだという、強い気持ちを持ってプレーして欲しい」とメッセージを送ったといいます。

安田選手は、強い雨の中で2打目を寄せ、長いバーディパットも決め、その言葉の通りのプレーを見せホステス大会で初優勝を飾りました。

画像: 悪天候で短縮競技となった「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」初優勝を飾った安田祐香(写真/岡沢裕行)

悪天候で短縮競技となった「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」初優勝を飾った安田祐香(写真/岡沢裕行)

それではドローヒッターの安田選手のスウィングを見ていきましょう。高く構えたアドレスからクラブを遠くに右ひじを畳まずにワイドなテークバックで上げていきます。

画像: 画像A 高く構えたアドレスから手元を遠くにワイドなバックスウィング(写真/大澤進二)

画像A 高く構えたアドレスから手元を遠くにワイドなバックスウィング(写真/大澤進二)

画像A右の切り返し後では、地面を踏み込み上半身が突っ込まない形は細身ながらしっかり体幹を鍛えていることが見て取れます。

大西翔太コーチによると、時折右に残り過ぎてミスショットになることがあったので左に乗って振り抜くことに取り組んでいたと教えてくれました。

画像: 画像B 地面を踏み込んで切り返す体幹の力強さを感じさせる{写真/大澤進二)

画像B 地面を踏み込んで切り返す体幹の力強さを感じさせる{写真/大澤進二)

後方からの画像で下半身の使い方を見ると、右足が内側に内旋しながら地面を踏み込んでいることで、骨盤を回転させ、体幹、腕、クラブへとエネルギーを伝えヘッドを加速させています。

画像: 右足を内側に内旋させながら地面を踏み込み骨盤をターンさせる(写真/田中宏幸)

右足を内側に内旋させながら地面を踏み込み骨盤をターンさせる(写真/田中宏幸)

クラブ軌道は、ややインサイドアウトでドローボールを操っていることも安田選手の特徴です。

アマチュア時代の実績を考えても、この勝利をきっかけに多くの優勝争いに顔を出すに違いありません。今週の日本女子オープンでも注目の選手になるでしょう。

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