BMW PGAチャンピオンシップ最終日、マキロイは17番で13メートルのイーグルパットを絶妙なタッチで沈めトップタイに浮上。18番でバーディなら優勝もあったがパーに終わりビリー・ホーシェル、南アの新鋭スリストン・ロレンスと並びプレーオフを戦った。
結果はサドンデス2ホール目でイーグルを奪ったホーシェルが優勝。マキロイはバーディにとどまりで2週連続準優勝に終わった。
結果は前週のアムジェンアイルランドオープンと同じだが17番で3パットのボギーを叩き18番でイーグルパットを決めきれず、上がり3連続バーディのラスムス・ホイガードに敗れた1週間前に比べれば納得のV逸。
「ここ2週間いいプレーができたけれど十分ではなかった。ただ自分のプレーに満足している。プレーオフ(の内容)は完璧だったし胸を張って帰れる」と爽やかな表情。
「この結果はツアーのレベルの高さを表している。ほんの少しミスしたりクラッチパットを決められなかったりしたら、その隙を狙って誰かが上に来る。調子が良くなっているので少し休んで次の試合までにしっかり練習したい」
いうまでもなくマキロイは強い。10代からゴルフ界の第一線を走り人生の半分をトッププロとして駆け抜けてきた。そして35歳になったいまも世界ランク3位につけるトップ中のトップ。
普通の選手なら2週連続2位は賞賛されるがマキロイは「また勝てなかった」といわれる。特に14年以来勝っていないメジャーでは酷評を浴びることも。
たとえば今年の全米オープンでは土壇場で2ボギーを叩き逆転され2位に終わり「もうメジャーに勝てないのでは?」とまでいわれた。
しかしフィールドの厚い試合で常に上位争いをしているのだから再びまた好調の波が訪れ勝ち続けるシーンが見られる可能性もある。
優勝したホーシェルはこういった。
「プレーオフでは心臓がバクバクしたけれどその状況が楽しくて仕方なかった。マキロイのような世界最高の選手と対戦してトップに立つことができたのだから最高です」