超低重心&高初速で気持ちよく飛ばせるフェアウェイウッド
今回試打をするのは、ヤマハ「インプレス ドライブスター レディース フェアウェイウッド」の3番(16.5度)、5番(20度)、7番(23度)ウッド。シャフトはメーカー純正の「ELDIO for Yamaha TM-325F」、フレックスはA。試打ボールはタイトリスト プロV1。
「インプレス ドライブスター レディース フェアウェイウッド」は、高強度の「X37」という素材とカーボンクラウンとの組み合わせによって、飛距離と強い弾道を実現。また、フェースのボールが当たる部分を薄肉化することでボールの高初速化を可能にしたと謳われている。さらに、超低重心化したことによって女性のパワーでも無理なく高弾道の球を打つことができるという。
フェースが大きい安心設計!
江澤 見た目がすごくスッキリしていていいなって思いました。この感じはすごく好きです。ヘッドはぺたんこで厚みが薄い気がしました。でもフェースはしっかり見えて大きく感じるので安心感はちゃんとあります。
M美 前作のインプレス比106%のサイズで、上下左右と全体的に大きいデザインになっているみたいですよ。
江澤 全体的な見た目としては、ドライバーと同じくクセのない見た目で構えやすい感じもします。ただ、3番ウッドは少し長い感じがして(42.75インチ)、背が小さい人やウッドに苦手意識がある人は慣れるまで少し時間がかかるかも。でも長いぶん、遠心力もパワーとして球に乗せていけるいいイメージも湧きます。あとは、レディスクラブあるあるですがフックフェースもしっかりめ。つかまった球が打てそうです。
実際に打ってみた!
ドライバーはヘッドスピード35m/sで試打計測を行っていたため、フェアウェイウッドは少し落とした32~33m/sで試打してもらった。
<3番ウッド>
弾道 | ドロー |
---|---|
ヘッドスピード | 33m/s |
ボールスピード | 47.4m/s |
打ち出し角 | 13.2° |
スピン量 | 2883rpm |
頂点高度 | 14m |
キャリー | 150y |
総距離 | 169y |
<5番ウッド>
弾道 | ドロー |
---|---|
ヘッドスピード | 33m/s |
ボールスピード | 46m/s |
打ち出し角 | 13.5° |
スピン量 | 3498rpm |
頂点高度 | 14m |
キャリー | 145y |
総距離 | 159y |
<7番ウッド>
弾道 | ドロー |
---|---|
ヘッドスピード | 33m/s |
ボールスピード | 45.6m/s |
打ち出し角 | 16.2° |
スピン量 | 4254rpm |
頂点高度 | 17m |
キャリー | 141y |
総距離 | 155y |
M美 まず3番ウッドはどうでした?
江澤 ちゃんと構えてみると、ぽんと置いたときよりもフックフェースが強く感じました。そのぶんしっかりつかまった球が打てました。あとは3番ウッドにしてはフェースが大きく見えて、ちゃんと球をとらえてくれそうな安心感が良かったです。ドライバーはヘッドの重みで走ってくれる感じがあったのに対して、シャフトがしっかりしているので少し頑張って振っていくイメ―ジだったかな。
M美 5番ウッドはどうでした?
江澤 5番ウッドはLシャフトもあったのでそちらのコメントをしようと思います。Lシャフトとこのヘッドの組み合わせ、すごくいいなって思いました! シャフトが少し軽いぶん、ヘッドの存在感もほどよくあって、切り返しで待ってあげるとクラブが勝手に走ってくれるのでいいタイミングでインパクトできました。ヘッドがやさしいから、やさしいシャフトとの相性のほうがいいのかも。球も素直な球というか、ちゃんと伸びてくれるような弾道でした!
M美 7番ウッドはどうでした?
江澤 7番ウッドは3本のなかでもフックフェースが強くて、各メーカーのレディスクラブのなかでもかなりつかまるほうだなと思いました。カット軌道になったり振り遅れてしまう女性が多いイメージだけど、このクラブはそのどちらもカバーしてくれそうな感じです。ロフトが23度あるだけあって、やはり高さのある球が打てました。でもただ高いんじゃなくて、しっかりパワーの乗った強い球だたのが印象的です。ぺらっとした球が出ちゃうという人は試してみてもいいかもしれません。
江澤プロが選ぶのは5番ウッド!
M美 「インプレス ドライブスター レディース フェアウェイウッド」の中で1本武器を選ぶとしたら?
江澤 5番ウッドです。しかもLシャフトのもの。このクラブ、LシャフトとAシャフトで全然違いました。Aシャフトはしっかりしているので少し頑張って打つイメージなんですが、Lシャフトは柔らかいぶん、少し切り返しで間を取ればヘッドが走ってくれてタイミングの取り方が楽でした。このタイミングの差は好みがあると思うので、どちらも打ってみて欲しいですね。一番らくに打てたということで、今回は5番ウッドを選びます!
M美が選ぶのは7番ウッド
「江澤プロが選んだLシャフトの5番ウッドも簡単さを感じてよかったんですが、切り返しであんまり待たずにテンポよくスウィングするのが好きなので、たまに左に球が出ることもあって。Aシャフトのタイミングが個人的には好きだなって思いました。7番を選んだのは短くて振りやすかったから(41.75インチ)。長さを気にしたり、ヘッドの走り方を気にしたりせずにスウィングしてもかなり高さもでたし、打つときの安心感が嬉しかったです!」
THANKS/サウスゴルフアカデミー