カナダのロイヤルモントリオールGCを舞台に26日、アメリカ対インターナショナルのチーム対抗戦プレジデンツカップが開幕する。1994年にスタートしたこの大会は今回が15回目。残念ながらこれまでは米チームワンサイドゲーム。インターナショナルは98年の1勝と03年に引き分けて以来カップはアメリカが保持し続けている。しかし今回はインターナショナルのホームでの戦い。世界ランク7位の松山英樹を中心にチーム一丸となってアメリカに一矢報いてもらいたい。

プレジデンツカップがライダーカップ(欧米チーム対抗戦)と違うのは開催日数。ライダーカップは3日間で28ポイントを競い合うがプレジデンツカップは4日間で30ポイントを奪い合う。

最終日にシングルス12マッチをおこなうのは同じだが2人1組のフォーボールとフォーサム(オルタネート)でのチーム戦はライダーカップの2日間に対しプレジデンツカップは3日間。

主催する団体も違う。ライダーカップはPGAオブ・アメリカ。プレジデンツカップはPGAツアーの管轄。それゆえライダーカップにはLIVのブルックス・ケプカが出場できたがプレジデンツカップには決してLIV勢が参加することはない。

ライダーカップもプレジデンツカップも出場する選手に報酬は払われない。国(地域)の威信と名誉を賭けた戦いだ。前回のライダーカップでパトリック・カントレー(米)が選手に一銭も支払われないことに疑問を呈する発言をしたときには開催地イタリアのギャラリーの大ブーイングを浴びた。

プレジデンツカップも厳密には賞金はないがPGAツアーは両チームの選手(各12名)と両キャプテン、アシスタントキャプテンが指定する慈善団体に寄付することを確約している。

今回98年以来の勝利を目指すインターナショナルで名実ともにもっとも高い評価を受けているのが松山英樹だ。

画像: プレジデンツカップでの活躍も期待される松山英樹(写真/Getty Images)

プレジデンツカップでの活躍も期待される松山英樹(写真/Getty Images)

過去の戦績は7勝10敗5分と負け越しているが海外メディアは今季2勝の好成績が強調され「素晴らしいアイアンの切れとツアー屈指のショートゲームを誇る日本のエースは国際選抜でもっとも期待される存在」と評している。

対する米チームで普段とは違った意味で注目を集めるのが不動の世界ナンバー1、スコッティ・シェフラー。エースとしてではなくプレジデンツカップ0勝3敗1分と勝星がないシェフラーがいつ、どのタイミングで覚醒するかが話題になっている。

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