初日を迎えた日本女子オープン(大利根CC・西C)。史上最高に難しいと言われた今大会で、古江彩佳が今年海外メジャーを初優勝した実力を見せつけた。
難しいコースじゃなかったの?
古江彩佳が圧巻のゴルフを見せた。
8バーディ1ボギーの7アンダー「65」で回り、「68」で回った2位の山下美夢有を3打リードして初日を終えた。
「全ホール難しいと思いながら回っていた」という古江はなぜここまでスコアを伸ばせたのか?
やはり今年海外メジャーの優勝や米ツアーで戦う経験値による。6845ヤードという日本女子オープン史上最長のコースは、米ツアーで経験済だ。
「(米ツアーで)総距離を見てスタートすることはありませんが、ウッドやハイブリッド(ユーティリティ)で打っていくゴルフは経験しています。シェブロンとかは同じくらいの距離だと思います」
古江が言うようにシェブロン選手権の総距離は6889ヤードで今大会とほぼ同じ。
ドライバーをブリヂストンの「B3 MAX」にチェンジし、今季の平均飛距離は7ヤードアップ。フェアウェイキープの安定感に飛距離が加わって、ドライバーの精度が大きく上がったことも大きい。
「1番以外はフェアウェイキープできました。フェアウェイから打てることで(セカンドの)クラブ選択を迷わず打てました」
1番でボギーを叩いても「逆に集中出来ました」と2番でバウンスバックし、17番では2打目をミスしても、チープインバーディを奪うなど、自らいい流れを呼び寄せた。
「100点満点で95点。(マイナス5点は)セカンドのレイアップでラフに入れてしまったこと。もったいなかったです」
ショットが安定していなかったと言いながらも、最高のスタートを切ることができた古江。
海外メジャーに続いて国内メジャー制覇に大きな一歩となった。