国内女子ツアーで開幕戦から黒塗りのプロトタイプドライバーを使用している葭葉ルミ。9月22日現在のドライビングディスタンスは262.88ヤードでトップに立っている。このプロトタイプは11月に発売される本間ゴルフの新しい「TW767」ドライバーだというが、飛びの秘密を直接本人に聞いた!
‘‘平均飛距離10ヤード伸びました’’(葭葉ルミ)
「この『TW767』のプロトタイプは昨シーズンのオフにテストしました。ヘッドは『スタンダード』、『MAX』、『LS』の3タイプあるのですが、私は『LS』を打ってすぐに気に入りました。前のクラブと比べて、飛距離が伸びたのが一番ですね。スピンも抑えられて、ボール初速も上がりました。平均すると10ヤードくらい伸びてます」と語る葭葉ルミ。
その言葉通り、昨シーズン252.90ヤードだった葭葉のドライビングディスタンスは現在262.88ヤードでトップに立つ。「スウィングを変えたとか、トレーニングの影響ではなく、単純にヘッドを替えたことでこれだけ伸びているんです。さらに飛距離が出るのに方向性もよくなっているし、スコアにつながります。私は距離を重視するために9.5度のヘッドを9度に立たせているのですが、立たせても難しく感じない。デザインもシンプルになってカッコいい。アマチュアの方も、すんなり打てるというか、やさしく飛ばせると思うのでオススメです」(葭葉)
‘‘HS41m/s弱で250ヤード飛びます’’(林菜乃子)
2018年プロテスト合格でステップ・アップ・ツアー1勝の林菜乃子はスタンダードモデルのプロトタイプを使用中。「前作と比べてメチャ飛びます。私のヘッドスピードは41m/s弱くらいなのですが、ミート率が1.5を超えるようになり、キャリーで225ヤード、ランを入れて250ヤードくらい飛ぶようになりました。また、球が重くなり、風の影響を受けにくくなりました。それでいて高さも出てスピンもしっかり入る。安定して飛ばせる感じがします」(林)
本間ゴルフ史上、最大のヘッド慣性モーメントでこれまでにない寛容性を備え、やさしく遠くに飛ばせる新しい「TW767」。発売が待ち遠しい。
PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa、Hiroaki Arihara、Getty Images