タイガー、松山英樹が長く愛用し、世界中のゴルファーから憧れられるパターブランドの魅力を追いかけるシリーズ。第46回はユニークな超重量級のタイムレスGSS。
フェースにウェイト? ユニークなセンターシャフト
写真は、オーダーメイドで作られたタイムレスGSSのセンターシャフトモデルである。
センターシャフトのタイムレスは数が少ない。が、それにも増して、このパターはかなりユニークな仕様になっている。
まず、ヘッドの重量が370gもある。通常のタイムレスのヘッドが340~350gであるから、その重さの違いはかなりのものである。これは、オーナーがシャフトを極端に短くして使いたかったからだという。
また、通常はソールに配されるウェイトが、フェースに埋め込まれている点も見逃せない。これは、「以前、今田竜二プロがこれと同じウェイトポジションのパターを使っていて、カッコよかったから」(オーナー談)だとか。
ウェイトをフェースに配して重心になったぶん、ミスヒットにはシビアになっていそうだが、それもこのパターの魅力のひとつと言えるかもしれない。何より、ここまで個性的でユニークなキャメロンは、ほかにはそう見当たらないのだから。
PHOTO/Takanori Miki
THANKS/スコッティキャメロンゴルフギャラリージャパン
※週刊ゴルフダイジェスト2024年10月15日号「キャメロンマニア宣言」より