悪天候の影響でサスペンデッドとなっていた第2ラウンドは本日6時30分に再開された第2ラウンドは13時15分に全組ホールアウト。JGAナショナルチームメンバーである中野麟太朗(早稲田大)が7アンダーで首位に立った。また、中野を含め日本から10名が参加したが、全員が予選通過し、開催国の面目を保った。

6時30分に再開のホーンが鳴り響くと、2番UTで5番ホールのティーショットを放った中野。朝イチのティーショットは250ヤード地点にある左バンカーの横のフェアウェイに。親交のあるジャスパー・スタッブスと会話しながらセカンド地点へ。前日に「ショットの精度がまだまだ」と言っていたが、この日もピリッとせず、セカンドはグリーン左のエプロンへ。自信を持っているショートゲームでしっかり寄せワンでパー発進。このあと、パー3の7番を除き、6番、8番はフェアウェイキープ。9番はフェアウェイ右のファーストカットと、ティーショットは安定しており、自信のあるショートゲームと相まって全ホールパーをセーブし、再開時と同じ7アンダーで首位をキープし、後続の結果を待つ。

画像: 再開後の5番ティーショットは2番ユーティリティで

再開後の5番ティーショットは2番ユーティリティで

初日5アンダーで単独トップに立ったインドネシアのランディ・ビンタンは7時51分に1番ホールからスタート。無駄な力感のないスウィングで初日同様にバーディを重ね、6番ホールアウト時点で3アンダー、トータル8アンダーで中野を抜く。ところが、疲れからか8番、9番、10番と3連続ボギーで後退。その後、耐えるゴルフが続くが、15番でバーディを奪い、1アンダーのトータル6アンダーの2位タイに。ビンタンのキャディに彼の強さを聞くと「アプローチがすごく上手いです。ドライバーが飛んだり、パッティングがすごく上手だったりということはないのですが、パー5は基本刻んで、3打目をしっかり寄せてバーディをとっています。そのおかげで上位にいるのではないでしょうか」と話す。

画像: 第1ラウンドはトップ、第2ラウンドは2位タイと上位にいるランディ・ビンタン(撮影/小林司)

第1ラウンドはトップ、第2ラウンドは2位タイと上位にいるランディ・ビンタン(撮影/小林司)

その他、丸尾怜央が3アンダーで回り、初日の24位タイから9位タイにジャンプアップ。ラウンド後に話を聞くと、「3アンダーという結果はいいのですが、ショットの調子がイマイチで、アプローチやパッティングで耐えるゴルフでした。最終18番のセカンドで番手を悩みましたが、それは直前に打った同伴競技者が池に入れてしまったこと、またつま先下がり&左足下がりのライだったから。1番手大きなクラブで、ライン出しのような弾道でグリーンを狙いました。ちょっとショートして池に入ってしまいましたが、バウンドで池から出てくれた。ただ、キャディさんとは『入ってもウォーターショットでパーを取れれば良い』と話していたので、想定内です。このあと、第3ラウンドまでショット練習をして、調整します。マスターズに続くので、優勝したいです」。

画像: ジャンプアップし、日本では2番手につける丸尾怜央(撮影/小林司)

ジャンプアップし、日本では2番手につける丸尾怜央(撮影/小林司)

第3ラウンドは14時00分から順次スタートしている。

第2ラウンド終了時/日本人選手10人の成績

1位/7アンダー/中野麟太朗(ナショナルチーム・早稲田大)
9位T/3アンダー/福住修(専修大)
9位T/3アンダー/丸尾怜央(日章学園高)
9位T/3アンダー/松井琳空海(四国学院大学香川西高)
14位T/2アンダー/小林翔音(日本大)
14位T/2アンダー/古瀬幸一郎(東北福祉大)
14位T/2アンダー/本大志(ナショナルチーム・アリゾナ大)
19位T/1アンダー/隅内雅人(日本大)
45位T/5オーバー/豊島豊
57位T/7オーバー/佐藤快斗(ナショナルチーム・東北福祉大)

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