山陽新聞レディースカップで2勝目を挙げた木下彩。2024年10月29日号の週刊ゴルフダイジェストでは、黄金世代の秘密兵器と言われる木下に自身のゴルフと今後の目標を聞いた。「みんなのゴルフダイジェスト」読者にもお裾分けしよう。

木下彩 -Aya Kinoshita-(25)
1999年1月13日、山口県生まれ。高川学園高校卒。2018年プロテスト合格(90期生)。同期は渋野日向子、原英莉花、菅沼菜々、大里桃子など黄金世代が多数。ルーキーイヤーの2019年、ステップ・アップ・ツアー中国新聞ちゅーピーレディースで初優勝。今季、山陽新聞レディースで2勝目を挙げる。現在、明治安田ステップ・ランキング2位。身長159cm・体重54kg・A型。長府製作所所属

「大爆発もするけど逆噴射もあるそれが私のゴルフです 」

ステップ・アップ・ツアーの「山陽新聞レディースカップ」で2勝目を挙げた木下彩。最少ストローク60、最多バーディ12などツアー記録を更新する7打差の圧勝だった。

画像: 今年9月に開催されたステップ・アップ・ツアー「山陽新聞レディースカップ」でツアー2勝目を挙げた

今年9月に開催されたステップ・アップ・ツアー「山陽新聞レディースカップ」でツアー2勝目を挙げた

ステップ・アップ・ツアーで5年ぶりに優勝した木下彩。3日間競技で通算20アンダー(54H最少ストローク)は同ツアーの新記録だ。記録ずくめの優勝となった木下彩は、2018年のプロテストに合格した黄金世代の“秘密兵器”。さっそく本人に話を聞いてみた。

画像: 武器はアイアンショットの精度

武器はアイアンショットの精度

「コロナ禍もあったので5年ぶりでしたが、それほど久しぶりって感じではなかったです。50台が出たらもっとすごかったかなって。59、マジで出したかったです。国内女子では初の記録でしたし、なかなかチャンスはないですからね。実は最終ホール(パー5)、みんな2オンを狙うので結構詰まっていたんです。それもあって気持ちがダラけてしまい、ティーショットをミスしちゃいました。試合後、友達と麻雀をしたんですけど、ずっと『59イケたよ』って言い続けていました。めちゃめちゃ悔しかった。

最多バーディの記録は私が持っていた(11)ので、自分で自分の記録を破りました。パットが決まってくれましたね」

最少ストロークに最多バーディ。さぞや調子がよかったのかと思いきや、

「調子は悪かったです。ドライバーは半分以上、フェアウェイを外しています。大会の2日前に渋野(日向子)と友達と4人でラウンドしたんです。そのとき、ノーバーディ、4オーバー。本気でプレーして会社員の友達に負けたんです。それでもういいやって。調子が悪いからもうゴルフやらんって感じでしたから」

画像: ステップ・アップ・ツアーで5年ぶりの優勝・54H最少ストローク・18H最少ストローク・1R最多バーディ数(PHOTO/Getty Images)

ステップ・アップ・ツアーで5年ぶりの優勝・54H最少ストローク・18H最少ストローク・1R最多バーディ数(PHOTO/Getty Images)

そんな状態でも圧勝。やはり秘密兵器だ。なぜそんなスコアが出せるの ?

「大爆発もすれば、逆噴射もする。80打つこともあるし、60が出るときもある。それが私のゴルフです。でも、それでいいと思っています。性格的なものが大きいですけど、私はイケイケゴルフですから。正直に言えば、そうなってしまうだけで、安定性がないということなんですけど。難しいコースやセッティングでは守るゴルフもしますが、基本はピン狙いです。パーオン率は高いと思うし、アイアンの精度も悪くないと思っています。

よくグリーンセンター狙いのほうが得だという人がいますが、私はピンを狙い続けたほうが得だと思っています。マネジメントは……ほぼしないですね」

撮影/干川修

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2024年10月29日号の「週刊ゴルフダイジェスト」には木下のゴルフを始めたきっかけや師であった祖父との話、今後の目標などが語られている。続きが気になる方は本誌か、Myゴルフダイジェストでチェック!

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