今年6月、2度目の全米女子オープン優勝を果たした笹生優花。このセッティングは今月のスタンレーレディスホンダの練習日に撮影したもので、クラブは14本とも契約先のキャロウェイ製。
画像: さそう・ゆうか/2001年6月、フィリピン生まれ。東京都出身。代々木高校を経て、2000年プロ入り、JLPGA2勝。USLPGAの2勝は2021年と今年(2024年)の全米女子OP。アース製薬所属

さそう・ゆうか/2001年6月、フィリピン生まれ。東京都出身。代々木高校を経て、2000年プロ入り、JLPGA2勝。USLPGAの2勝は2021年と今年(2024年)の全米女子OP。アース製薬所属

ドライバーは今シーズンの開幕から使用したパラダイムAi スモーク♦♦♦のロフト9度。昨年はパラダイム♦♦♦の9度で、シャフトもイミド・アンド・サンズで昨年から変わらず。

画像: ソール中央ややヒール寄りに鉛を貼っている。低重心化とわずかに球のつかまりの良さを上げる位置だ。今季の平均飛距離は269.43ヤード(23位)

ソール中央ややヒール寄りに鉛を貼っている。低重心化とわずかに球のつかまりの良さを上げる位置だ。今季の平均飛距離は269.43ヤード(23位)

3Wは、昨年からのパラダイムHLを前半戦は使っていたが、全米オープン後にパラダイムAi スモーク MAXのHLに変更している。新旧ともHL(ハイローンチ)モデルで、シャフトはディアマナZFのまま。こうして比べると、ブレのない正統進化的スイッチだったことがわかる。

画像: 5Uがパラダイム Ai スモーク(左)でシャフトはUST Mamiya リコイルダート。3UがAPEX UW(右)でディアマナZF

5Uがパラダイム Ai スモーク(左)でシャフトはUST Mamiya リコイルダート。3UがAPEX UW(右)でディアマナZF

5IはAPEX CB、6I~9IはAPEX MBで昨年から継続。唯一、APEX CBの4Iがパラダイム Ai スモークの5Uに替わっていた。キャロウェイの担当者に確認すると、「これは完全なスイッチではなく、試合によって使い分けています。球をより上げやすくするため、ロフトを1度増やしています」とのこと。撮影したスタンレーレディスホンダの会場、東名CCは高低差のある立体的コース。それを考慮して5Uを選んだのだろう。

画像: 50・56・60度はOPUSウェッジ。この3本は昨年の同形状プロトから使っているお気に入り。PWを抜いて46度のGWを入れるのは、アマチュア時代から参考にしているマキロイのセッティングと同じ

50・56・60度はOPUSウェッジ。この3本は昨年の同形状プロトから使っているお気に入り。PWを抜いて46度のGWを入れるのは、アマチュア時代から参考にしているマキロイのセッティングと同じ

ウェッジはこの夏に登場したOPUS。ロフト50度、56度、60度の3本で、46度のみJAWSフォージドなのはOPUSにロフト設定がないため。「笹生プロはティアドロップ型のヘッド形状とスピン性能をとても評価してくれて、実は昨年からバックフェースにJAWS刻印を入れたOPUSのプロトウェッジを使っていました。正式モデルは発売よりひと足早く今年の春から使っています」(同担当)

画像: 拠点を米国に移してキャロウェイと契約した当時はアイアン選びに悩んでいたが、ここ数年はマッスルバックのAPEX MBに落ち着いた。ショットメーカーの笹生にとっては生命線のクラブ

拠点を米国に移してキャロウェイと契約した当時はアイアン選びに悩んでいたが、ここ数年はマッスルバックのAPEX MBに落ち着いた。ショットメーカーの笹生にとっては生命線のクラブ

アイアンとウェッジのシャフトは、N.S.プロ モーダス³シリーズだが、アイアンよりもウェッジのほうが一段軟らかなフレックスを挿している。これは「強さや速さよりも、ゆっくり振って球をコントールするには軟らかなシャフトがベスト」の考えのもと、タイガーをはじめ、マキロイ、モリカワなどが取り入れるPGAツアーのトレンド。男子選手並みのパワーを持つ笹生らしいスペックだ。

画像: 「チタンフェースのインサートは打感が軟らかいのに初速は出るんです」(笹生)と昨季から使用中。ダブルベントネックはツアー仕様のプロト

「チタンフェースのインサートは打感が軟らかいのに初速は出るんです」(笹生)と昨季から使用中。ダブルベントネックはツアー仕様のプロト

パターは1年前のTOTOジャパンからAi-ONEミルドのプロトを愛用。いずれの番手も昨年からの継続か、同系列モデルのスイッチ。迷いのないクラブ選びが、今季の好成績(賞金ランク2位)につながっているはずだ。

画像: 今季開幕からニューモデルのクロムツアーX。「ロングショットの弾道イメージも、ショートゲームのタッチも、どちらも合う」とチョイス。ナンバーの315の理由は確認取れていないが「サイコー」か! ?

今季開幕からニューモデルのクロムツアーX。「ロングショットの弾道イメージも、ショートゲームのタッチも、どちらも合う」とチョイス。ナンバーの315の理由は確認取れていないが「サイコー」か! ?

1W/パラダイム Ai スモーク♦♦♦(9度)・イミド・アンド・サンズ(5TX)
3W/パラダイム Ai スモーク♦♦♦ MAX HL(16.5度)・ディアマナZF(6X)
3UW/APEX UW 2022年モデル(19度)・ディアマナZF(6X)
5U/パラダイム Ai スモーク(24→25度)・UST Mamiya リコイルダート(S)
5I/APEX CB(26度)・N.S.プロ モーダス³プロトタイプ(X)
6I~9I/APEX MB・N.S.プロ モーダス³プロトタイプ(X)
GW/JAWS フォージド(46度)・N.S.プロ モーダス³ツアー105(S)
AW~LW/OPUSウェッジ(50・56・60度)・N.S.プロ モーダス³ツアー105(S)
PT/オデッセイ Ai-ONE ミルド THREE T DB プロト(3度)
BALL/クロム ツアーX
※スペックは編集部調べ ※5Uはネック調整でロフト24度→25度

※スペックやスタッツは10月22日時点のもの。週刊ゴルフダイジェスト2024年11月5日号より(PHOTO/Shinji Osawa、Blue Sky Photos)

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