唯一日本で開催されるPGAツアーZOZOチャンピオンシップが24日に開幕する。習志野CCで開催される大会は今年が6回目。第1回大会ではタイガー・ウッズがツアーの史上最多優勝記録82勝をマークした。そして今年PGAツアーの選手として凱旋出場するのが久常涼。大会前の練習ラウンドは尊敬する松山英樹の胸を借りた。メジャーチャンピオンから学んだこととは?
久常がZOZOでプレーするのは4回目。昨年はDPワールドツアーの一員として出場したが今年は晴れてPGAツアーのメンバーとしての出場だ。
「これまでの3年間は主催者推薦をいただいての出場だったので、今回はやっと自力でこの舞台に立てたのでより勝ちたいという気持ちが強くなりました」と松山とのラウンド後に意気込みを語った久常。
ヨーロッパからアメリカに渡りルーキーとして挑んだPGAツアーでは「125位のシード(来季のシード権)を目標にしていた」というが「年間を通してショットが良かったのでウィンダム選手権でシードを決めることができました」。
フェデックスカップフォールがスタートする前のポイントランクは84位。だがフォールに入ってから順位を落とし現在93位。しかしZOZOで優勝すれば来季2つのシグネチャーイベントに出場する権利があるネクスト10(51位から60位)に浮上する可能性も。さらに今年特別推薦枠で出場したマスターズの切符も手に入る。
松山との練習ラウンドは「毎回お願いしていて松山さんも快く引き受けてくれるのでうれしいです。助けられる面が多いです」。
詳しいアドバイスは「いえない」と秘密だが「ショートゲームが松山さんはすごく上手いですし、準備の仕方とかすごく勉強になりました」
会場の習志野CCについては「フェアウェイが絞られているしグリーンも小さく傾斜も強いので僕は好きです。日本人向きのコースだと思います」と好印象。
「フェアウェイにしっかり置くことができればいいスコアになるんじゃないかと思います。でもまぁ、そううまくはいかないのがゴルフなんですけどね(笑)」
22歳の若武者は凱旋勝利を目指している。