来週11月14日(木)~17日(日)に開催されるダンロップフェニックストーナメントに、松山英樹が出場することが発表された。

2014年度優勝者の松山英樹が2年連続10回目の出場へ

「日本に世界基準のトーナメントを作ろう」「世界のトッププレーヤーを生で見ることのできる試合を作ろう」という考えのもと、1974年から開催され続けているダンロップフェニックストーナメント。記念すべき第1回は当時の日本ツアー最終戦として開催され、ジャック・ニクラスを始めとする20人以上の海外選手が出場、世界レベルのプレーを披露した。

“国内の試合でありながら海外の試合のよう”と言われるほどにレベルが高く、1985年に中島常幸が優勝するまで、毎年海外からの招待選手が優勝。2004年、2005年はタイガー・ウッズが連覇を記録、当時を記憶している人もいることだろう。世界からチャンピオンを含めた錚々たる顔ぶれが参戦する試合は国内唯一で、賞金額も国内一の金額を誇っていた。

そんなダンロップフェニックストーナメントに、2024年PGAツアー賞金ランキング3位に位置する松山英樹が出場する。2014年度の優勝者でもある松山の出場は、2年連続10回目。大会に出場できる喜びを語るとともに「歴代優勝者としてだけではなく、オリンピックのメダリストとしてフェニックスCCをプレーすることの重みをしっかりと噛みしめながら、優勝という形で日本のゴルフファンの皆様に感謝の気持ちを届けたい」とのコメントを発表している。

画像: 松山英樹は2014年の同大会で優勝している(撮影/ 姉崎正)

松山英樹は2014年の同大会で優勝している(撮影/ 姉崎正)

松山英樹のダンロップフェニックストーナメント戦歴
年度順位R1R2R3R4グロス
2011年43位T7467中止77218
2012年2位70676967273
2013年6位T71716970281
2014年優勝68646770269
2015年2位T70686767272
2017年5位67677169274
2018年44位T72696973283
2019年8位T667567中止208
2023年10位T63747171279

また、今大会には、賞金王を争っている平田憲聖や金谷拓実(2020年度優勝)、日本オープン覇者の今平周吾など国内ツアーを盛り上げてきた選手が。海外からはPGAツアー2勝でレフティのアクシャイ・バティア、PGAツアー1勝のテーラー・ペンドリス、米国下部ツアーのコーンフェリーツアーでポイントランキング2位、来季PGAへの昇格を決めたマックス・マッグリービーも出場する。

画像: アクシャイ・バティア(2024年ツアー選手権、撮影/ Blue Sky Photos)

アクシャイ・バティア(2024年ツアー選手権、撮影/ Blue Sky Photos)

かつては海外選手が優勝することの多かった今大会も、近年は国内選手が活躍を見せることが多くなってきている。松山英樹が10年ぶりの優勝を果たすのか、今季絶好調の平田憲聖が実力を見せるのか、勝負に強い今平周吾が今季2勝目を挙げるのか、はたまたそのほかの若手選手が活躍を見せるのか。来週始まる第51回目のダンロップフェニックストーナメントも大いに盛り上がりを見せるに違いない。

歴代日本人優勝者

年度優勝者
1985年中島常幸
1994年尾崎将司
1995年尾崎将司
1996年尾崎将司
2000年片山晋呉
2002年横尾要
2010年池田勇太
2011年武藤俊憲
2014年松山英樹
2015年宮里優作
2018年市原弘大
2019年今平周吾
2020年金谷拓実
2022年比嘉一貴
2023年杉浦悠太

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