今週のVISA太平洋マスターズから日本シリーズまでの男子ツアーの残り4戦は高額賞金大会となり、賞金王争いも熾烈を極めそうだ。
現在男子ツアーの賞金トップはただ一人1億円を突破した平田憲聖(1億732万7279円)。2位は9620万7222円の金谷拓実、3位は7999万595円の木下稜介、4位は7720万1707円の今平周吾と続く。
残り4戦の優勝賞金はVISA太平洋から、ダンロップフェニックス、カシオワールド、日本シリーズまでオール4000万円。最終戦まで出場するすべての選手に逆転のチャンスは残っている。とはいえ、トップに立つ平田が、もっとも賞金王に近い存在というのは間違いない。
ミズノは優勝した契約選手に、自社製のアイアンヘッド型トロフィーを贈呈するのが恒例となっている。
今季4勝を挙げている平田も契約選手のひとりとして、セガサミーカップとフジサンケイの2勝分はすでに受け取っていた。しかし、Shinhan Donghae Openとパナソニックオープンの分はまだ届いていなかった。
「選手が使うアイアンの同モデルのヘッド型トロフィーを自社で製作しているため、優勝が続いて時間が追い付かず、VISA太平洋の練習日に手渡すことになりました」とクラブ担当者。
太平洋御殿場GCの18番グリーン近くで担当者による”贈呈式”が行われた。
2つのトロフィーを受け取った平田は、賞金王への想いを強くした。
「調子がいいので、また勝って、目標にしている賞金王を取りたいと思います。残り4戦のなかでは、フェニックスのように木に囲まれた狭いコースが得意なので、優勝できたらいいですね」
賞金王争いをリードする平田がそのまま逃げ切るか? 逆転のドラマが巻き起こるか? 男子ツアーの高額賞金をめぐるマネー争奪戦は見逃せない!