こんにちは。桂川有人です。日本では今週、ダンロップフェニックスが開催されますが、僕は今、トレーニング合宿の最中です。試合は年内、あと1試合に出る予定です。12月の第1週目に開催される南アフリカの試合か、サウジアラビアの試合か、どちらかになると思います。
DPワールドツアーはドバイでの最終戦後、すぐに新シーズンの試合が始まります。その3戦目、南アフリカで行われる試合「ネッドバンクゴルフチャレンジ」は、日本で行われたZOZOチャンピオンシップのような感じで、フィールドがすごく小さくて66人くらいしか出られず、予選カットもなくポイントも高くて、選手からしたら“これ以上ない”試合なんです。実はこの試合はまだ出られるかはわからないんですけどね。
海外のトップ選手はこの時期、ゴルフに関するいろいろな調整をしたり、家族サービスの旅行をしたりするので、あまり試合に出ません。だからこそ、チャンスは広がりますよね。また、アジアンツアーのほうは今シーズンの最終戦「PIFサウジインターナショナル」です。サウジアラビアで行われますが、こちらも視野に入れて準備を進めている感じです。
さて、ヨーロッパツアーの転戦生活に関して少し振り返ってみます。今年の6月から、ヨーロッパの9地域に行き、11試合戦いましたけど、ご飯が美味しかったのはスペインやスイスかな。
スペインはパエリアが好きなので大満足しましたし、スイスはチーズフォンデュやピザ、生肉の「タルタルステーキ」も美味しく、人が食べているステーキを見てもめっちゃ美味しそうでした。
フランスもパリ近郊だったので、まあ普通に美味しかったかもしれないですね。でも、いま日本にいて、本当に普通のご飯やお味噌汁を食べていまけど、これがいい。普通に美味しいなあとしみじみ感じます。
まあ僕は、日本でもアメリカでもヨーロッパでも生活の流れはあまり変わらないんですよ。そもそも日本でもあまり外に行くタイプではないですから(笑)。逆にそういう感じだからパッと海外に行けちゃうというか、苦ではないんですよね。ふふふ。
そういえば僕って物事の切り替えが上手そうに見えますか? でも、「どう切り替えようか」なんて考えてもいないし、実際できているのかどうかもわかりません。だって、目指していることは変わらないので、切り替える必要はないというか、その感覚がないんですよ。仮に自分がミスをしても上手くいっても、目指しているところ、たとえば予選を通りたいとか優勝したいとか、そういうことが変わらないから、別に切り替えることはない。ミスしたりしてダメだったら、何がダメなのかを考えて、それを修正してやるしかない。もちろんイライラもするし悔しいし、次こそバーディを取り戻したいとも思いますけど、それはたぶん皆思っていることですよね。
改めて、今の目標は来シーズンのDPワールドツアーのドバイの最終戦まで行くということ。最低ラインをそこに置きたいんです。いや、そこに出ることは考えなくていいというか、当然行けるものと認識できるくらいのレベルまで行きたい。あとはトップ10を目指すだけというレベルにしたいんです。その先にさらなる目標、PGAツアーがあるんだと思います。
ということで、そこに向けてのトレーニング、頑張ります! 12月の試合の前後にまた、こちらでお話できたらなあと思っています。
PHOTO/Yuto Katsuragawa