
ダンロップフェニックストーナメントの練習日、公式会見を行った松山英樹
注目選手は日本が誇るメジャーチャンピオン・松山英樹、前週の三井住友VISAマスターズで今季2勝目を挙げ、今大会で2週連続Vを目指す石川遼、そして今年の日本アマを史上最年少(15歳344日)で優勝し、今大会初出場の大型ホープ松山茉生(まお)と盛りだくさん。
予選ラウンドはこの3人が同組という豪華な組み合わせが実現した。

松山英樹と石川遼と同組になって緊張すると話した16歳の松山茉生
16歳の松山は身長182センチ、体重90キロの恵まれた体を持ち平均飛距離300ヤード超えを誇る。この日は練習ラウンドの途中で吉報を知り、「本当に驚きとうれしさと、本当に幸せだと思ったのと、いやだなと(笑)」と報道陣を笑わせたあと、「小さなころからの憧れで、すごい選手なので、印象は『すごい』の一言。回れるのがすごい。かなりのギャラリーが来ると思いますし、考えただけで緊張する」と話した。
松山とは2年前のジュニアレッスン会で対面したことがあり「自分のショットに驚いてくれた思い出がある」と振り返った。石川とは前週の三井住友VISA太平洋マスターズの期間中に会話をしたという。
松山英樹は松山茉生について「"マーくん"は2年前のレッスン会で会って、今日久々に会いましたけど、成長しているなと感じた。やっぱり日本アマに勝つだけの力はあるし、あの子がアマチュアでいるのが怖いです」と最大級の評価。

VISA太平洋マスターズ優勝から2日後、練習場でリラックスした表情で打ち込みを行った石川遼(撮影/大澤進二)
石川も「(体が)ドでかいですね。松山茉生くんのポテンシャルの高さはすごいと思う。僕より18歳も下? こんなに早く18歳も下の選手とプレーするとは思ってもいなかった」と驚きを隠さなかった。
16歳の松山が2人の偉大な大先輩をあっと言わせるのか、松山英樹と石川遼が圧倒的な強さを見せつけるのか、今から開幕が待ち遠しい。