「土日にラウンドができるので、頑張りたい」石川遼
海渡:お疲れ様です。今日は3つ伸ばすゴルフとなりましたが、1日の感触はいかがでしたか?
石川:あまり良くなかったんですが、ラッキーもたくさんありました。修正すべきところはたくさんあります。また土日にここでラウンドができるので頑張りたいと思います。
海渡:今日は2度のチップインバーディがありましたけれども、あの場面いかがでしたか?
石川:そうですね、入ったのは本当にラッキーだったと思うんですけど、バンカーからは特に入るようなものじゃないと思うので、ラッキーかなと思いますね。
海渡:13番のあの場面はちょっと入った後に、ほっとしたような表情を浮かべたように見えたのですが、そのときの心境というのはいかがでしたか?
石川:やっぱ難しいホールですし、非常にパーを取るのに必死なゴルフになってしまったので、本当にラッキーだなっていう感じですね。
海渡:明日はどんなゴルフになりそうですか。
石川:本当よくしたい部分がいっぱいあるんですけども、やっぱ今日までちょっとできなかったショットの部分だったり、パットの部分だったりっていうところをしっかり明日直せばなと思いますはい。
海渡:ショットとパットはどういったところ替えますか明日に向けてそうですね
石川:練習次第っていう感じですかね。ちょっとずつラインは読めるようになってきたんですけどもう少しかなと思いますし、ショットもスウィングもちょっとまだまだなので、そこを頑張りたいなと思います。
海渡:それでは明日以降へ向けての意気込み、思いをお願いします。
石川:自分のゴルフをできなかった部分が多々あったので、それをまずはやるっていうこと。また、最近、ここでは良い成績が出せていないので、コースをしっかり攻略できるように頑張りたいなと思います。
「思いっきり振ったれーと思ったら今日イチがでました」松山英樹
加瀬:お疲れ様でした。最後のイーグルは素晴らしかったね。
松山:ありがとうございます。
加瀬:ティーショットで左右のフェアウェイバンカーをキャリーで越えてました。今年は一段と飛んでるように感じたのですが。
松山:今日フォローでしたし、ドライバーがそれまで曲がってたので、思いっきり振ったれーと思って振ったら、今日一番いいショットを打てましたね。
加瀬:パー5の4番と18番以外は、ドライバーがちょっとつかまえきれなかったっていう感じに思えましたが。
松山:ショット的には悪くないと思いますし、昨日良かった部分と、今日悪かった部分は、はっきりわかっているので、そこにしっかりと修正できればと思っています。
加瀬:パッティングはどうですか?
松山:昨日のほうが良かったんですけど、今日もしぶとく、微妙で嫌なパットも入ってましたし、悪くはないと思います。
海渡:明日は最終組でのプレーとなると思いますが、残り2日間、この大会をどんな思いで挑みますか。
松山:明日は天気が悪そうなのでプレーができたらいいなというのと、今日の最後のイーグルみたいにいいプレーをできるように頑張りたいです。
「解放感で松山選手の言葉を覚えていないです(笑)」松山茉生
海渡:予選通過となった、今の気持ちをお聞かせてください。
松山:もう本当にほっとしている気持ちです(笑)。
海渡:最後のバーディパットを決める前に、かなりほっとした表情が見えたのですが、あのときどんなことを考えてストロークしていたんですか。
松山:そうですね下りの長い距離で、ラインも結構難しいところだったので、本当に寄せることだけを考えていました。しっかり寄ってくれたので、本当にほっとしたという気持ちの表れでした。
海渡:バーディパットが入った瞬間はいかがでしたか。
松山:本当に変わらず、何とかバーディが取れたので、ほっとしました。
海渡:今日は昨日と比べて緊張はいかがでしたか?
松山:もうスタートから緊張せず、朝イチで本当にいいショットで、チャンスにつけてパーだったんですけど、いい感じでスタートできました。
海渡:ホールアウト後、松山英樹選手と少しお話されたと思うんですが、どんな言葉をかけてもらえましたか。
松山:ナイスプレーと……。いや、ごめんなさい、覚えてないです(苦笑)。
海渡:やっぱりちょっと緊張されています?
松山:本当にほっとしてるか、その解放感であまり覚えていないです(笑)。
海渡:では明日、明後日とありますけれども、明日はどんなプレーになりそうですか。
松山:そうですね。もう本当に今日昨日とすごいメンバーと一緒にラウンドさせてもらって、昨日落としましたけど、今日は伸ばして自信にもなりました。明日からはガンガン攻めて今日は4アンダーだったので、5アンダー以上を2日間並べて、少しでも上行けるように頑張りたいです。
海渡メモ
今日も松山英樹プロ、石川遼プロ、松山茉生選手の組について回りました。茉生選手のお父さん、阜司さんにお話を聞いたところ、昨日、トッププロと回る茉生選手を見ていて「わが子じゃないようだ」と感じたそうです。阜司さんが茉生選手に初日のプレーについて聞くと、「緊張しすぎて記憶がない」と言うくらいで、本当に緊張していたとのことです。
しかし、今朝、阜司さんが大谷翔平選手の言葉を借りて「憧れるのはやめて、自分のプレーをしましょう」と話すと、茉生選手は「はい、わかりました」と答えたそうです。阜司さんが「心配はしていません。信用しています」とお話しされていたのが印象的でした。
ギャラリーの熱気は今日も相変わらずで、松山英樹プロの13番のバーディでは昨日の10番を超えるような大歓声。松山プロも大きなガッツポーズをしていて、ギャラリーがさらに沸いていました。
本当にゴルフ好きなギャラリーの方ばかりで、福岡から来たという松山英樹プロのファンの女性は10年前の松山プロのダンロップフェニックスでの優勝シーンも見たそうです。会場はファンの情熱に満ちています。
(写真提供/MBS)