ドライバーは2016年モデルのRMX116でロフト10.5度。各年代のニュードライバーをバッグに入れてプレーすることもあるが、この8年間、エースはこの116だ。
44.5インチの短め仕様を、さらに短く持って狙い打ちするのが今平スタイル。平均飛距離は288.15ヤード、トータルドライビングは4位。
3WはコブラのLTDx、5WはテーラーメイドのM5で契約外モデルを長く使う。3Wはトウ側とヒール側に鉛を貼って方向性を高めている。UTはロフト21度のタイトリスト910Hで、これは10年以上愛用する。本人曰く、「必要に応じてスピンもかけられて、距離を出す打ち方もできる」と、替えの利かない1本。先日の日本オープンでは、難しいコースセッティングの攻略に大活躍した3本だ。ウッド系も逃げ顔が好みで、どれもスピンが入ってくれるモデルを選んでいる。
4Iと5Iは「やさしくて球が上がりやすいのが好き」とRMX VD/Mで、コースの距離が伸びている今、「出番も増えているので、やさしくて助かっています」6IからPWは操作性に長けたRMX VD/R。「打感が軟らかく、距離感を出しやすいです」とお気に入り。アイアンのシャフトは、ダイナミックゴールドのS300を挿していたが、昨年秋からN・S・プロのモーダスプロトタイプにスイッチ。「つかまりすぎるエラーが解消されました」。
ウェッジはボーケイの52度と60度。ロフト8度ピッチで"上げる""転がす"のメリハリを利かせる。60度のウェッジワークス プロトは、リーディングエッジの"浮き"を抑えたBグラインドで、そのソールのヒールからセンターを削って、さらにフェースを開きやすくカスタマイズ。
グリーン上はオデッセイのTENプロト。日本オープンの最終ホールで劇的なロングパットを決めたパターだ。ヘッドを目標に向けやすく、「とにかく構えやすい」とのこと。他のパターを使ってみても、「結局、これに戻ってくるんです」。
現在、賞金ランクは1位平田と約2400万円差の4位。逆転で3度目の賞金王に輝くことができるか注目だ。
1W/ヤマハ RMX 116(10.5度)・ツアーAD TP(6X)
3W/コブラ LTDx LS(15度)・ツアーAD PT(7X)
5W/テーラーメイド M5(19度)・ツアーAD TP(8X)
4U/タイトリスト 910H(21度)・ツアーAD DI(9X)
4I・5I/ヤマハ RMX VD/M(22・24度)・N.S.プロ モーダスプロトタイプ(S)
6I~PW/ヤマハ RMX VD/R・N.S.プロ モーダスプロトタイプ(S)
AW/ボーケイ SM10(52度)・DG ツアーイシュー(S200)
LW/ボーケイ ウェッジワークス プロト(60度)・DG ツアーイシュー(S200)
PT/オデッセイ TEN ストロークラボ プロト(3度)
BALL/タイトリスト プロV1x
※スペックは編集部調べ ※スペックやスタッツは11月19日時点
※週刊ゴルフダイジェスト2024年12月3日号(PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Tadashi Anezaki)